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NYの住民・物書き、安部かすみによる日々のアレコレ 出会い 取材こぼれ話  小粒ながら日々がんばっています


by Kasumi Abe

Abduction ~拉致~

映画 『Abduction The Megumi Yokota Story
(横田めぐみさんのドキュメンタリー映画)が、ミッドタウンのイマジン・アジアで上映された。

日本語のウエブサイトはこれ。

http://megumi.gyao.jp/

北朝鮮拉致問題は、ニュースを観てフォローアップするぐらいの私だったけど
この映画を観て、改めて北朝鮮のやってきたことに憤りを感じた。
国益のためなら、人から自由を奪ってもいいのか?家族を引き裂いてもいいのか?
絶対に許されることではない。

この日は監督夫妻もかけつけ、映画の後は質疑応答。
アメリカではほとんど、北朝鮮拉致事件についての報道をしないので
映画製作に関することから、横田ファミリーに関することまで
様々な質問が観客から飛んだ。

この映画を観た私たちの使命は、一人でも多くのアメリカ人に知ってもらえるように
この映画や事件のことを話すことだろう。

しかし、このような映画を作ろうと思った日本人がこれまでいなかったのが不思議。
アメリカで上映するにしてもこの手の映画は、やっぱりアメリカ人ではなく、
日本人に作ってもらいたかったな、と個人的に思う。


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# by abekasu_ny | 2007-08-23 12:57 | NYやアメリカ人についてあれこれ | Comments(2)

69歳のランナー

69歳のランナー_f0063659_230127.jpg
私には69歳の友だちがいる。
彼の名前はヨシ。

本当は比嘉さんていう名前だけど、出会って数回目のメールで
「ねぇ、かすみ(←私の名前いきなり呼び捨て)。
もういい加減ボクのことを比嘉さんというのはやめませんか。
2歳の子もボクのことをヨシと呼んでくれるよ。今度からそれでよろしく」という、半ば一方的なメールが来たので(笑)、
最初は、遠慮気味に「ヨシ」と呼びはじめた私だったが
今では「ねぇ、ヨシ!」と声をかけるのも、板についてしまった。
その“イコール感”も、今ではすっかり心地よい。

さてこのヨシとの出会いは、私が以前ジョギング取材に関わっていたときに
NYの大尊敬するある方から、「絶対ヨシに会わせたい」と言われ、紹介してもらったご縁。

ヨシは絵画や版画、彫刻、写真を手がけるアーティストで
ソーホーの自宅兼アトリエに、奥様と一緒に住んでいる。
NYに住んで40年ほどになるんだとか。

そんなヨシが、なぜジョギング取材と関係あるのかというと、
なんと、7年連続でニューヨークマラソンを完走しているランナーだから。

「実は子どもの頃は虚弱体質で、100メートル走で貧血を起こしていたんだよ」とヨシ。
貧弱だった彼がマラソンをはじめたのは、なんと62歳!!!
その年のNYCマラソンに初参加し、完走している!

なぜ、マラソンをはじめたのか問うと、
「60代になって、なんかクレイジーなことやりたくなったんだよ~」とニヤリと言う。

ヨシのミラクルはこれだけじゃない。
61歳のときには、アメリカ大陸自転車単独横断を敢行。
67歳のときは、北欧からモロッコまでヨーロッパ自転車単独縦断もやってのけ、
実に「クレイジー」に60代を謳歌している。

その他にも、フランス料理を学ぶべく、いきなりフランス留学したりと、
彼の60代の逸話はつきない。恐るべし69歳!

とにかく、ヨシに初めて会ったときから、体の芯からみなぎるエネルギーとオーラに圧倒された私。
会うたびに「元気か?」と迎えてくれ、サボり気味の私をはたいてくれ、
落ち気味の私に、「そんなの忘れろ、それより食べて、走って、だべりましょう!」と声をかけてくれる。

抱えきれないくらいのパワーと元気の源。
ヨシが私にとって人生の大先輩だけでなく、かけがえのない友である理由は
これなんだ。


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# by abekasu_ny | 2007-08-20 11:56 | 人・ひと・ヒト | Comments(4)
ステーキ 一切れ6ドル也_f0063659_294547.jpgステーキ 一切れ6ドル也_f0063659_295939.jpgステーキ 一切れ6ドル也_f0063659_2101136.jpg
マンハッタンのトライベッカっていう、
ニューヨークでアッパーイーストサイドに次ぐ金持ちエリアがあるのですが、
そこにある「Megu(メグ)」というジャパニーズ・レストランに、ディナーに行ってきました。

実は、以前ここの社長に取材をさせていただくため
お店に行ったことはあったのですが、ご飯を食べるのは初めて♪
この日は念願叶ったmeguディナーとなったのです。

で、お料理の感想は、
「お金払った分、おいしかったです」。
(スミマセン、あまりにもフツーすぎるコメントで。
だってそ~なんだもーん。もちろん、その分出費しましたが。。。(汗))

味はどれも創作料理で、初めて食べる味でおいしかったです。
サービスも、日本から来たばかりのウエイターさんが懇切丁寧にサーブしてくださったので
まるで日本にいるようでした。

た・だ・し!
メニューにあった「石焼神戸牛」は失敗だったな。
一番グレードの低い一皿35ドル(ぐらい?)を注文したのが悪かったのか、
見た目のデモンストレーションは写真のように「オォォ!」という感じでしたが
肉のクオリティは、「えぇぇ、これが神戸牛???」って思わず叫びそうになりました。
6切れぐらいだったで、「一切れ6ドル(?)」なんて計算する私も相当ビンボー臭いですが(笑)

ステーキ 一切れ6ドル也_f0063659_29661.jpgステーキ 一切れ6ドル也_f0063659_291956.jpgステーキ 一切れ6ドル也_f0063659_293328.jpg
神戸牛のグレードが一番低いもの以外であれば、どれもオススメです(笑)。
冒頭に掲載したデザートクレープも、おいしかったしィ~。

いや~しかし、最後会計を見てぶっ飛びそうになった私。
一気に酔いが醒めてしまった…(再汗)。
# by abekasu_ny | 2007-08-12 01:54 | | Comments(4)