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2019年 中国・上海 (1)

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© Kasumi Abe


さぁ、これも今年のうちに書かないと。

8月末一時帰国したついでに、中国・上海に行ってきました。福岡からは飛行機でたったの1時間半なので、東京に行くような感覚で行けちゃいます。

上海には1996年、前職の社員旅行で一度行ったことがあります。

遠い遠い昔の記憶:

  • とても懐かしいような、昭和な香りがプンプンした
  • 電気がない家もあり、外で食べたり髪を切ったりしている人を見かけた
  • 若い女性でもミニスカートを履かずパンツルック
  • 外でカーラーを巻いたまま歩いているおばさま
  • 外で大きな声で口喧嘩をしているおじさま
  • 歩行者と接触したのに、そのまま走り去って行った私の乗ったタクシー(えええ?!)
  • 秋に食べた美味しい上海蟹
  • 都会の外灘
  • 警察に道を聞いたら、通行人がわ〜と集まってきて、まるで動物でも見るかのように囲まれたんだった(日本人をはじめ外国人が一般市民には珍しい存在だったよう笑)

NYにやって来る日本のビジネスピープルにそれらの思い出話をすると、「上海もう最近はすっかり変わりましたよ」とおっしゃる。あれから20年、この街(国)がどのように変わっているか、この目で確認するのをとても楽しみにしていました。

To Do List in Shanghai:

  • 世界第2位のビル、上海タワーに登る
  • 空港から都心を8分でつなぐリニアモーターに乗る
  • 今年のはじめに記事に書いた、スタバロースタリーとナイキイノベーションを訪問
  • 小籠包を食べる
  • 「上海のブルックリンM50」にも...

飛行機もホテルもすべて予約済みだったけど、諸事情で数日前まで行けるかどうかわからなかったので、前日にガイドブックを購入し、ろくに下調べもせず(過去にメキシコシティにホテルさえも予約せずに行ったことがあるので、まぁどうにかなるかなぁとは思っていました。漢字の国だしね)。

しかし空港に着いてリニアモーターカーの駅に行っても、降車駅がわからず...。

路線の地図をにらめっこしていたら、ちょうど良いところに若者が地図を見に来ました。その人に聞くと「自分も都心に向かうので一緒に行きましょう」と言ってくれて、空港から都心までたったの8分でつなぐリニアモーターカーに一緒に乗りました。

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430km/h だって© Kasumi Abe
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たったの8分で浦東国際航空と市街地を繋ぎます。往復80元 © Kasumi Abe



その人も両手に大スーツケース2個を抱え旅人っぽい。「名創優品(メイソウ)Japan」というユニクロのパクリと言われる紙袋などを抱えていたので、日本帰りかと思いきや(その時点で名創優品が中国企業とは知らなかった)、ナイジェリアのシューズカンパニーで2年働いて、退職後に久しぶりに帰国したそう。リニアも初めてみたい。

「中国は世界の大国になった」と彼は、外を見ながら呟きました。私は頷きながら「大国に成長したのはなぜだと思う?」と聞いたら、彼は「う〜ん?」と考えていたので、「一生懸命働いたからかな」と聞くと「そうだね」と頷きました。

ただ、私はその答えはこの国が成長した理由としては十分ではないと思いました。滞在中、上海タワー(上海中心大厦)の118階(561.25m) にある展望台に登って、しばらく周囲の景色を見ながら、この国がどうやってここまで成長したのか、自分なりに考えました。


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世界第2位の高さ、上海中心大厦(上海タワー)© Kasumi Abe

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上海タワーからだと、101階立てての上海ワールドファイナシャルセンターも眼下に © Kasumi Abe



「世界の工場」として、世界中の仕事を低価格で請け負いまくり、技術やセンスを盗んで自分のものにして、今度は自分たちなりにコピーして再生させ(名創優品が良い例)。それをこの何十年の間に数えきれないくらい繰り返すたびに、ここまで大成長していったのです。

請け負って行く中で少しずつ労働力を高めた中国は、人件費も上がり「今では安くは作りませんよ」というスタンス。

マイルス・デイビスだったかな、有名ミュージシャンの名言で「最初は丁寧に1つ1つやり続けていたら、ある日自分が請け負えないくらいたくさんの仕事が向こうからやってくる」みたいなのを思い出しました、それは私も独立した時に参考にしていた手法と似ています。

世界相手に競い合う超高層ビルが建てばすごいってもんでもないとは思うのですが、やはりここまでの富の象徴を確立し(アメリカ在住の外国人として見せられ)、戦力も核兵器もあれば、「そりゃ、アメリカにヘコヘコ媚を売っているどこかの首相とは違い、あなたたちの言いなりにはなりませんよ、圧力には圧力で対抗しますよ」と言うスタンスになって当然だよね。

また中国は、世界への投資も着々。今年キューバに行った時も、10年前には見なかったたくさんの中国製品を見たし、そのほか将来を懸念する国々が中国から投資を受けています(天然ガスや石油は2030年ごろ枯渇すると言われているブルネイなど)。

30年後は現在の「世界の工場」、インド、さらにはベトナムが次の中国になるのかな。

今では21世紀をリードするビジネス街となった浦東(プゥドン)ディストリクト。20年前は、高層ビルがほとんどなかった(と記憶している)。
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© Kasumi Abe



昔はこの上海バンド=外灘(ワイタン)がイケテルエリアで、ここに高級ジャズクラブにジャズを聞きに来たら、欧米人がいっぱいいて驚いた記憶が。結局、どこのジャズクラブか思い出せず...。
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© Kasumi Abe



(つづく)

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by abekasu_ny | 2019-10-28 04:51 | 旅の想ひ出 | Comments(0)

「いつから英語がわかるようになりましたか?」とよく聞かれます

アメリカに住んでいるからと言って、自然に英語ができるようにはならない。

また、マインドや文化的なもの(例えばアメリカのパーティーや高級レストランに行って紳士的なスマートな振る舞いができるようになること)もアメリカに住んでいるからと言って、自然に身につくものでもない。

例えば英語習得が目的なら、日本語環境を断って日本語を聞かない喋らないなど、楽な環境を制する努力はある程度必要になってくるかも。

またこれも普段から思うけど、何事も習得は数えきれないくらいの失敗の積み重ねが伴うので、否定されたり恥をかくのが苦手な人は、大人になってからの外国語習得はヒジョ〜に時間がかかるかも、です。

日本から来た人に「いつ英語がわかるようになりましたか?」と聞かれることがあって、私もさて、いつからだったけ?と考えていたんだけど、「いつから」という明確な時期は特に見当たらなかった。

17年にいて「時間の経過と共に少しずつ」という答えだ。

ただし、自分でもあの時こうだったとか、これは役立ったと思い出すことがあるので、いくつかシェアしたい。

まず一番初めは、1990年にホームステイをしていた家族が02年の再渡米後もよくケアをしてくれて、やれベビーシャワーだの感謝祭だのクリスマスだので度々招待してくれた。行くと必ず、いつまででもいていいよ、と言われる。だから再渡米後は学校が始まるまで、数週間このお家にいたんだった。ここでは当然、誰も日本語が話せず、ニューヨーカー独特の早口でまくしたてられるものだから、初めのうちはチンプンカンプンだったけど、特にホストマザーはそこらへん全然気にしない陽気な人で、私の方もまったく緊張しなかった。(家に行くと、冷蔵庫のものを何でも飲み食いしていいよって言われます笑 日本だったら遠慮するところですが、アメリカ人がこういうことを言う時は本当にそういうことなので、遠慮なくいただいています笑)

2番目は、渡米して1年ちょっとでネイティブスピーカーの親友ができたこと。その人は以前日本で英語の教師をしていたので、「英語を教える」ことに関してはプロだったというのもある。知らない言葉やアメリカの制度、文化については、その友人からたくさん学んだ。新しい言葉を教えてもらっては「単語帳にメモして」と口を酸っぱくするほど言われた。今でもとても感謝をしている。

別の仲の良い親友は日本語を勉強している日系人で、彼女は発音矯正のプロだから、今でもお互いランゲージエクスチェンジをしている。彼女のおかげで発音も矯正された。

ルームメイトにアメリカ人を選んだのも良かった。渡米すぐは日本人女性と2人で家をシェアしていたけど、家の中は日本語環境で留学の意味がないと思い、1ヵ月くらいで出て行き、アメリカ人3人とシェアする家に引っ越した。そのうちの一人がおしゃべりで陽気なニューヨリカン(プエルトリコ系ニューヨーカー)のエンジェルって人で、pain in the assなど、スラングをたくさん教えてもらったんだったっけ笑。

これはとても不思議なんだけど、ある日エンジェルとキッチンでおしゃべりしているときに「あれ?エンジェル、日本語が話せるんだ!」と思ったことがあった。
意味わかります?これは私の脳の勘違いで、私が英語を話しているエンジェルの言葉がスラスラとわかった瞬間に、そう思ったのだった。

英語取得においてこれは良かったと今でも思う最大のことは、企業に就職し、英語で仕事をしたこと。つまり仕事を通じて英語を学んだということだった。

今でこそ笑い話だけど、本当に最初の最初のころ、取材でスムージー屋さんの女性スタッフにインタビューをして、彼女の言っていることがよく飲み込めず、あからさまに呆れられたこともある。また別のカフェのGMの年配女性との取材は「日本からはるばるようこそ」と温かく対応してもらったけど、「(大変だけど)今からどうぞ頑張ってくださいね。応援しているわ」という感じで、見送られた事もあったな。汗

でも仕事だから、渡米4ヵ月のひよっこでも、会社の先輩に「電話かけて取材アポとって」と言われて「できません」とは言えないのですよ。使えなかったら首になります。できなくてもPush myselfしましたよ。

取材オファーの電話も初めからできる人はいないのです。私もどのように英語で言っていいかわからないから、ネイティブに教えてもらって、セリフを紙に書いて、読み上げていたな笑。でも相手は電話口の向こうでニューヨーカー独特の早口でまくし立ててくる。「???」で冷や汗かいたりはしょっちゅう。

でも私、度胸だけはあったようで、英語がわからないなりにも当初から電磁波とかアスベスト、腰痛などのお堅い記事を担当し、どこどこの大学教授や医者などに取材にのこのこと行っていました笑。もちろん行く前は、専門用語やシステムなど、きっちり英語と日本語で予習し理解してのぞみます。難しいインタビューは録音して、音声を聴きながら原稿起こし。そうすると自分の発音矯正の気づきにもなるので、録音はおすすめ。

何でもそうだけど、電磁波とかアスベストとか腰痛などの取材をしたらそりゃ自信もつくし、その後カフェやファッションの取材は不思議なもので、気持ちに余裕ができるんですよ。私の場合7年働いた出版社で、うち2年は営業で広告を売っていました。アメリカ人相手にもの(広告)を英語で売るというのは、編集で取材するより、さらにシビアな世界。その積み重ね。

私が働いたのは日系の出版社で日本語新聞を作っていたので、オフィス内では日本語環境だったし、これまでずっと日本語で記事を書いてきたけど、まぁそれでも、オフィス外では知らないアメリカ人相手に英語でビジネスをしたのは、英語習得において大きかった。
このTED Talkはおすすめ。日本語訳もあるので、観てみてください。多言語話者は天才ではないと言う言葉を聞いて、私も「英語を学んだようにもう一度学べば、ほかの言語も習得できる!」と一度諦めていたスペイン語にも再挑戦中。


この子もすごい!

こちらの方も参考になりました


今でも英語も(日本語でさえも)わからないことはたくさんあるけど、ちなみに私の友人は、多言語話者を意味するPolyglotという単語を「それ何だっけ?」と私に聞いてきた笑。アメリカ人でも知らない言葉が無限にあると知れば、こちらも気が楽。これからも大いに恥を書きながら、英語とスペイン語(日本語も)の勉強を続けていきますー。



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by abekasu_ny | 2019-10-24 12:31 | 言語・教育 | Comments(2)

米ハロウィン 専用ビール付きでバー貸切り豪華パーティーもする近年の主役は?



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by abekasu_ny | 2019-10-22 07:23 | イベント | Comments(0)

3日間の期間限定開催!栃木の酒とNYシーフードのペアリング体験

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© Kasumi Abe


シーフードと言えば白ワインですが、日本酒とも合うんですよ...というのを、ニューヨークの人は意外と知りません。一緒に行った友人は日系アメリカ人ですが、日本酒にはこれまでほとんど縁がなかったそうです。

関係者によると、日本酒は鉄含有量が少なくて生臭さを感じさせなかったり、アミノ酸がワインの5倍で旨味を引き出す、などシーフードと日本酒の組み合わせは科学的な観点からも相性がバッチリなのだそうです。

ということで、栃木県の惣誉酒造(そうほまれ)の日本酒と、グリークシーフードの素晴らしいペアリング体験をしてきました。

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オイスターの後に日本酒を口に含むと、日本酒にあるまろやかな甘みを感じました。これぞUmami 効果 © Kasumi Abe
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© Kasumi Abe
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この白ワインも美味しかったです。© Kasumi Abe
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© Kasumi Abe
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© Kasumi Abe
余談ですが。ウクライナから4歳の時にアメリカに移民したウェイターさんと、5歳の時に移民した友人が
「アメリカは悪いところもあるけれど、フリーダムがある国」と、話が盛り上がっていました。

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このスペースがポップアップスペースになります。@ Limani © Kasumi Abe
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こちらは奥のスペースです。@ Limani © Kasumi Abe



このペアリング体験ができるポップアップ形式は、今日から日曜日の3日間限定で、ミッドタウンのギリシャレストランLIMANIの店内で開催中です。NYエリアにお住まいの方はぜひ!



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by abekasu_ny | 2019-10-19 07:04 | | Comments(0)

「まず撃て」米テキサス警察 自宅にいた無実の女性を窓越しに射殺







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by abekasu_ny | 2019-10-15 03:57 | ニュースを先取り | Comments(0)

大坂なおみ選手と重国籍問題 アメリカ国籍を選んだ「元日本人」に聞いた

日米どちらに在住に関わらず、大坂選手がオリンピック出場に向けて、
日本国籍を選んだという話題は、おそらく多くの人の関心があることだと思います。



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by abekasu_ny | 2019-10-12 09:06 | ニュースを先取り | Comments(0)

就寝中のホームレス4人を殺害した若者は、国外出身の家なき移民ニートだった

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@ ホームレスのイメージ写真(Image: Pixabay by Ben Kerckx)


ただ寝ているだけのホームレスを夜中に襲った残虐な事件です。ドラッグによるものなのか、憎悪犯罪(ヘイトクライム)なのか、まだ動機はわかっていません。

Twitterなどの反応を見ると「国に帰れ」などといった乱暴な言葉も飛び交っているのですが、この青年がメンタルイルネス(精神的な病気)で、助けが必要という声もあります。



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by abekasu_ny | 2019-10-08 03:37 | ニュースを先取り | Comments(0)

キューバ取材 後記 (今年が終わってしまわぬうちに... )

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© Kasumi Abe

                   

「そうか... 4年後に戻るって言っていたのに、お父さんが反対されているのね残念だけどお父さんの気持ちもわかるよ」

先日日本に一時帰国した際に、懐かしいペンパル(!)とのやり取りを読んで、忘れていた過去のことが蘇りました。

大学1年の夏休みに、1ヵ月にわたる憧れのニューヨーク・ホームステイ旅の後、念願のペンパルに会いに、デトロイトに寄ったんだった。

今だったらネット友とかになるのかな? 
当日はインターネットがない時代ですから「ペンパル」でした(汗)
名前はシンディ。デトロイトに住む、私より9歳年上のお姉さん。


シンディの手紙から蘇ってきた遠い遠い過去の記憶。


そうか、あの時私は、アートの勉強をするために、4年後NYに戻って美大に入学すると心に決めていたんだったな。

でも家庭の事情でその夢は叶わず、地元福岡の出版社に就職したのでした。
(そのおかげで、今のキャリアのベースが築けたわけですが)


日々こんなことをよく考えます。
今年はあれしようこれしよう。
今度はここに行こう、ここにもう一度戻ってこよう。
内容はさまざまですが、人生なかなか予定通りに行きませぬ。

キューバ旅も同じでした。

2008年に初めて訪れ、とても良い人々と出会い、NYとはまた違った楽しい体験をし、あの時は、またすぐに戻ってくるぞ!と心に決めたのに、戻るまでに、まさか10年もかかるとは...。



(6月にキューバ記事2本書きました)






随分と前置きが長くなってしまったけど、
キューバに戻るのは私の長年の夢でした。

この国が大好きになったことはもちろん一番の理由だけど、もう一つ、前回があまりにも不遇な、、、不思議な旅になったので、そのリベンジも兼ねて、必ず戻らないとと思っていました。

不遇で不思議な旅というのは、前回私はアメリカからメキシコ経由での旅程でロストバゲージにあい、所持品がいっさいない状態だったのです。アメリカ再入国でJFK国際空港に到着した時、トートバッグ1つの私は税関係員に怪訝そうな顔をされました。

あの物資の限られた国で、歯ブラシも下着も何にもなく、女子にとってはお出かけ時のオシャレ着もメーク道具もないというのは、気持ちがド〜ンと落ちてしまうものです。

(10年前のキューバ旅の記事)
(当時の自分の写真を見返すと、毎日黒のTシャツにジーンズ汗。洗濯しながら毎日同じもの着てたんだった泣)

まぁでも人生って不思議なもので、日本でもニューヨークでもそうですが、世界中どこにいても、困ったら必ず助けてくれる人が出現するものなんですよねぇ。

あの時はカーサのファミリーや、初日に出会いずっと行動したイギリスのグレース&マノリート夫妻から、いろんなものを借りたり恵んでもらったりして1週間を無事サバイブ。

10年ぶりに前回お会いした一人ひとりと懐かしの再会をしたかったけれど、結局会うことができず...。

まぁいつも思っていますが、基本的に出会いは一期一会。だからこそ、出会った人との時間や出会えたことの奇跡を大切にするべきしょう。

そんな悲願の旅を終え、書き上げたのが上記のヤフーの記事でした。

記事に書ききれなかったこともたくさんあるし、レポートとして発信する上で迷うこともたくさんあったし、クリエイターとして突き詰めるとキリがないけれど、最近特に思うのは、今出し切ったものが自分にとっての「正解」だということです。

昨年出版したブルックリン本もそうですが、もっといい写真が撮れたのではないか、もっとほかにも有益な情報があったのではないか、、、など思うこともあるけれど、結局そのときに自分がこれと思うものを制限枠内で出し切ったものは、それがそのときの自分にとって100%、なのですよね。

そういう意味で、6月に発表したキューバ記事2本はとても満足しています。

あともう一つ。

キューバの社会主義は結局成功例なのか、失敗例なのか、戻ってきた時はこの答えが今ひとつ出ませんでした。

現地で話を聞いた人の一人が、日給の低さを嘆いていたときに、私が「別の国では、目が虚ろな路上浮浪者、路上で寝ていたり売り子をしたりしている子供を見たけど、キューバでは見かけませんね」とお伝えするとその方は「そうですね。だからキューバはToo Badではない」とおっしゃいました。

よく考えると、アメリカにもホームレスはたくさんいるし、日本でもたまに餓死者がアパートで発見されたなどのニュースを聞いたりします。
また、自分を蔑む社会はどうなのか? 銃を乱射する社会はどうなのか?ーーそれらは、キューバには存在しません。

どちらが正しくて正しくないのか、いろいろ考えていたらドツボにハマった時期がありました。

そうしたら、先輩ジャーナリストさんが「アベさんが現地で見たものが一番正しいんだよ」って教えてくれました。

なるほど!問題が瞬時に解決されました。
その言葉を胸に、今後も取材活動を続けてまいります。



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by abekasu_ny | 2019-10-06 08:08 | 旅の想ひ出 | Comments(0)

ビヨンセの父親も!米男性の乳がん患者増加で年間2千人超え 日本は?

10月は毎年、乳がん月間です。いろんなところでピンクリボンを見ながら、この病気のことについて考え、治療&予防したり、乳がんで亡くなった方が周りにいたら思い出す季節です。

今の時代、男性でもかかる病気です。×男性はかからない ×日本はまだ少ない
間違っています。
もはや、人ごとではないのです。





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by abekasu_ny | 2019-10-03 11:59 | ニュースを先取り | Comments(0)

日々のアレコレ、出会い、取材こぼれ話まで。在NY17年目。日米でのエディター&ライター歴20年。 大きなアメリカ人の中に埋もれないよう、小粒ながら日々がんばっています!


by Kasumi Abe
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