<   2006年 08月 ( 8 )   > この月の画像一覧

f0063659_12381595.jpg8月もいよいよ終盤になり、長袖じゃないと肌寒いと感じる日が多くなったニューヨーク。
夏の終わりを感じます。ちょっぴりメランコリックな気分。

さてさて、普段はちょっと距離のあるところから、そのてっぺん辺りの姿を見かけるだけのビルですが、
今日はそのビル前を通りがかったついでに
ふと歩みを止め、グイッと垂直に真上を見上げてみました。

真下からのアングルでとらえてみたら
どのガイドブックにも載っていないような写真に!




f0063659_12412212.jpg







その正体は…
エンパイアステート・ビル」。

ついでに、このビルにまつわるおもしろい写真をもう1枚。→→→

これもたまたま歩いてて見つけたんだけど
案内標識を下からぐいっと見上げると、
矢印の方向に、本当にそのまんま、エンパイアがあった!!

見る角度によっては、このおもしろさがわからなかっただろうから、
見つけたときは、ちょっとした感動でした。


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by abekasu_ny | 2006-08-31 08:08 | 街の風景 | Comments(6)

From tokyo to new york.

f0063659_8382978.jpgショップのプレオープニング・パーティーに顔を出すことも大切な仕事の一つ。
オープン前にどんな店か視察しとけば、トレンドの傾向がわかるし、新しい人との出会いもあるし、
何より雑誌のネタ探しのときにリサーチが不要ですからね。
しかし、いただくお誘いに全部出席するっていうことは至難のワザ。
だって、世界中のあらゆるショップが集まるニューヨークは、世界一の激戦地。
新しい店がオープンしてはクローズし、またどこかで違う店がオープンしてはクローズしの繰り返し。
(ニューヨークでは店の入れ替わりが1~2年周期。3年もてば成功といえるらしい)
ですから、こういうオープニング・パーティーの誘いもハンパじゃなく多く、とてもじゃないがすべてには顔を出せないのが現状です。

f0063659_13293595.jpg今回はたまたま時間があったのと、お店のセレクトがちょっと気になったので、
お邪魔してきました。
最新トレンドの発信地・ソーホーSOHOのど真ん中にオープンした
セレクトショップの「Space Mercer」。
f0063659_13295418.jpg事前にいただいていたプレスリリースには
「Designer Index」として、新進デザイナーの名がズラ~と連なる。
そしてその下には「From Tokyo」とあり

Antipast,Mar Enterprise,Green, Triptych,Mint Design, Cousette, Mina Perhonen,Nude:Masahiko Maruyama

というデザイナーズブランドの名が続いていた。 どうも、ニューヨーク初進出らしい。

こういうプレスリリースに、わざわざ
“From Tokyo”
と明記するところなんて、ニューヨークの最近の傾向だと思う。

つまり、「ミラノ発、知る人ぞ知る~~」とか「これからきそうなパリの~~」って書いてあるだけで、
なんとなく興味がそそられるのと同じで
「From tokyo」という言葉が、
ものすごく価値の高いブランドになってしまったなぁと改めて思う。

以前あるアメリカ人に、「日本人の私たちっていうのは、アメリカの映画や音楽、ファッションを身近に感じて育ってきた人が多いから、アメリカのそういった文化は身近なものであり、いつの時代も憧れの存在なのよ」って話したときに、「そうなの?日本のサブカルチャーやファッションのほうがオシャレじゃない?!」って言われてヘェ~と思ったことがあったが、
逆にアメリカ人から見ると、そうらしい。
実際に、日本人は世界でも稀に見るオシャレな民族だと、外から見て私も思うことだ。

パーティーでは、ラインナップもついでに見てきましたが、
ソーホープライスというか、桁が多いです!!
いや、観光でニューヨークに来たときは、こんなの簡単に買っていたさ。
しかし、ここに住んでいる今、なんかもう悲しいぐらいに買っていないね、高い服。
その場では目の保養だけして、そそくさと退散(泣)。

ちなみに「セレクトショップ」という言葉、実はこれ和製英語ってご存知でしたか。
英語でこの手の店を何て呼ぶか?
私は長らくその疑問を抱えたままだったのですが、
ある日、取材ついでにあるセレクトショップのオーナーに聞いてみたところ
返ってきたのは
ただの、「Boutique」(ブティック)
でした。
セレクトショップもそうでない店も、英語では大別しないんですね。
やっぱり日本語っていうのは、いろんな言葉や表現方法が豊富な言語なんだな~。

《おまけ2》
f0063659_13203130.jpgFrom Tokyo to New Yorkといえば、これもそう!
ソーホーに来たついでに、これも写真におさめてみました。
あのユニクロがニューヨークに進出して、1年ぐらい経ったかな~?
最初は期間限定の出店だったのに、Gap並の安さ、デザイン性の高さ、バラエティの豊富さ、そして日本製という品質の良さがニューヨーカーに認められ、今ではソーホーの目抜き通りブロードウェイに進出しています。この秋には、現在の場所から半ブロック手前のここに移るみたい。

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by abekasu_ny | 2006-08-29 08:28 | その他の仕事バナシ | Comments(0)
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結婚式の翌日は、花嫁の実家で大量のプレゼントを開ける催しでスタート。
プレゼントの内容は、キッチンツールなどの実用的なものが多かったです。
それが終わって、いよいよ荷造り。
実はこの時点で、私はニューヨークが恋しくなっていた。
いや、中西部も楽しかったし、周りのみんなにも良くしてもらった。
それなのに、なぜかむしょ~にニューヨークが恋しかった。

f0063659_12584884.jpg←プレゼントをあける花嫁のアン。
翌日、新婚旅行でジャマイカへ旅立ちました。


別れの挨拶やなんだかんだと、インディアナを出発したのは午後3時。
事前にインターネットで調べると、インディアナからNYまで708マイル
70マイル(時速113Km)で飛ばして帰れば、10時間ちょっとで着くということがわかった。
行きの4時間もたいしたことなかったし、10時間ぐらい何とかなるだろう…。
そう考えていたが、甘かった。
私はこの国の広さが、この時点ではわかってなかったのだ。

平均時速80マイル(130km)で、途中休憩をとりながらもひたすらへ、へ。
それでも夜10時半を回った頃に、今夜中に帰るのは無理と判断。
モーテルに一泊滞在することにし、ひとまず爆睡。

f0063659_1382116.jpgf0063659_1383570.jpg行きのオハイオ~インディアナはコーン畑が多かったのに、帰りのペンシルバニアっていうのは、周りに山が多かった。紅葉シーズンにもう一度走ってみたい!


翌朝再び11時に出発し、さらにへ、へ、ひた走った。
途中ランチ休憩を取りつつ、ニューヨークに着いたのが
ちょうど夕方のラッシュ時と重なり、結局自宅に到着したのは午後7時すぎ。
いやー、長かった~。もうクタクタ。

全走行距離は713マイル。kmに換算すると1147kmらしい。
地図を確認したけど、
軽く本州を走り抜けていますねー。
日本じゃもう少しで北海道まで行けたというのに、
アメリカじゃ
東側ちょっとの距離なんですねー。

正直ナメてました私、この国を。
いやはや、アメリカ大陸のデカさを、今回身をもって思い知りました。

f0063659_2334521.jpgf0063659_1310094.jpgf0063659_2335395.jpgNYに近づくにつれ車が多くなり、ついに「New York City」の看板を見たときは
飛び上がるほど嬉しかったです!
摩天楼が見えたときも「あぁやっと戻ってこられた!」と、
涙で咽びながら(←ウソ)感無量。

久しぶりに戻ったニューヨークは、猛暑がウソのように随分と涼しくなってはいたけど
相変わらず都会独特の匂いが漂う、やっぱりいつものニューヨークだった。
人は多いし、車も多いし、空気も道路も汚いし、車の運転は乱暴だし…。
でも、たくさんの異人種が行き交うこの街を眺めながら、
なんともいえない安堵感で胸がいっぱいに…。

付き合ってる間は嫌なとこしか見えなかったのに、
別れた後、いきなりその人のいい所がわかった…、みたいな
そんな感覚でしょうか(笑)。

では番外編が続きます。

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by abekasu_ny | 2006-08-25 07:19 | 旅の想ひ出 | Comments(4)
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アメリカでも日本と同じように、披露宴はホテルの宴会場であげることが多いそうですが
今回の場合は、ノートルダム大学という私立大の中にあるダイニングホールで行われました。
招待客は軽く200人くらい?!

ちなみにアメリカの結婚式事情を少しお話しますと、
日本との大きな違いは、招待客というのは完璧な招待だということです。
つまり主催者側は、ご祝儀金をあてにしていません。
じゃ、誰がお金を出すのかというと、
日本だと新郎側が多めにお金を出すと思うのですが
アメリカは、全額、新婦側が負担するそうです。
新郎側は、式前日の親族合同食事会の際に、レストラン代を負担するそう。

加えて、これもまた日本と違い、夫婦やカップルで一対と捉えるアメリカの場合は、
披露宴にもカップルで出席が基本ですから、
花嫁側は、友人・知人、そしてそのまた連れ合いにダブル出費!
ちなみに今回の結婚式には、3万4千ドル(単純計算で350万以上)の出費だったそうです。
(ただし新婦の両親が離婚しているので、それぞれが180万円の出費で済んだようですが)

ということで、招待客が披露宴に持参するものは、お祝いのプレゼントとカードなど。
(親族など近しい人は、プレゼントの替わりにお金を包む人もいるみたい。) 
日本では結婚式貧乏でしたからねー私。このアメリカの文化を知ったときは驚きと同時に安心しましたよ。
いつ何どき招待されても、出陣体制OK!みたいな(笑)。
ちなみに私はカップルで出席したので、相方がいくらかお金を包んでくれて
私は自分で書いた書道を額縁に入れてプレゼントしましたが、たいへん喜んでくれました。


f0063659_1431226.jpgf0063659_1431929.jpgf0063659_14305088.jpg(写真左)大広間の真ん中にダンススペースを作り、それを囲むようにテーブルが並びます。(写真中央)壇上にいるのは、ご両家の両親総勢10名です……ていうのは冗談で(笑)、花嫁花婿の付添い人である若い衆たちです。日本の長いスピーチとは違い、アメリカの場合、友人代表から簡単なスピーチが1回だけでした。(写真右)ケーキカットは日本と同じですね。
f0063659_14313799.jpgf0063659_14314932.jpg(写真一番上)まずは、新郎新婦の愛のダンスが披露され…。(写真左・中央)その後、一気にダンスタイムへ突入! 音楽は「YMCA」とか「ダンシング・クィーン」などという往年のアメリカンヒットソングから、チキンダンスというアメリカの伝統的なダンスまで様々。
f0063659_3432944.jpg(写真右)あとはこのような、花嫁がブーケを後ろ向きに投げるイベントも。それをキャッチした人が次の花嫁になれるそうです。この日ブーケを受け取ったのはお子ちゃまだったので、そこらへんにいた結婚適齢期の女性たちは、あと20年ぐらいお嫁に行けないってことか…?!

↓これまた天使を発見。愛嬌のあるおめめ、つるんとしたおでこ、そしてちょろんとした犬の耳のような髪の結びに、あたしゃぁもぉメロメロよぉぉ!!!!
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ところで披露宴で出会った人何人かに「アメリカの結婚式に出席したことあんの?」と聞かれたんですが、そのたび「いやー、実は初めてやねんー」と答えていました。
でもでも、そういえばこれが2回目だったことを、今書きながら思い出した(!)
あれは数年前の、トニーとティナの結婚式。
…つっても私の知り合いでもなければ、本物の結婚式でもなく、
オフ・ブロードウェイミュージカル「トニー&ティナの結婚式」です。
(映像が流れるので、クリックして見てみてください。ちなみにお芝居はイタリア系アメリカ人の設定です)

今からかれこれ6~7年前、そのミュージカルを福岡に招聘するために、ニューヨークに取材に来ました。その半年後、福岡公演が実現したときは感無量でしたね。

ということで、今回は初めてではなく2回目でした!

お芝居のほうは、笑いあり涙ありの、それはそれはハチャメチャな式。
本物の式はあそこまでひどくはないけど、おしゃべり好きな酔っ払いのおじさんが必ずいたりとまぁ似たようなものか?!(笑)

招待客の服装を見ても、めちゃめちゃキメ込んでドレスアップしている人もいればジーンズにシャツとラフな人もいたり、宴の内容自体もダンスやおしゃべりで盛り上がったりと、格式ばった日本とはだいぶん違う披露宴でしたが、その自由さがアメリカらしくていいなぁと思いました。(つづく)
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by abekasu_ny | 2006-08-23 09:52 | イベント | Comments(4)
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ウエディングで出会った天使たち。

右側のシドニーちゃんは新婦のお父さんの再婚時のお子ちゃま。つまり新婦にとって義理の妹ってことかな。
左側のアーリーちゃんは、新婦の弟のガールフレンドのお嬢ちゃんです。うーん、ややこしいなぁ(笑)。

(↑↓)カメラを向けると妖しいポーズをとるアーリーちゃん。
一応、本人はセクシーポーズをとっているつもり。
3歳なのにこ~んなおませなところが、またカワユイ!!

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式は午後1時から開始。
幸せそうな新郎新婦を見つめ、未来の自分を想像しているのかな?

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指輪の交換と誓いのキスを終えて、満面の微笑みを浮かべるアンとブラッド。
ホント幸せそう~。

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式が終了後、新郎新婦とブライズメイド、グルームズメン、そして2人のフラワーガールズたちで記念撮影です。
普段はよれよれ&おんぼろの格好をしている若い衆も、ビシッとしたタキシード&ドレスを着ると、さすがにサマになりますわ。

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ウエディングカタログにそのまま使えそうな新婦の写真。
フラワーガールズは、新婦の義理の妹にあたるレイチェルちゃんとシドニーちゃんがつとめました。

式は1時間ほどで終了。
この後、4時から披露宴です。
(つづく)

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by abekasu_ny | 2006-08-20 02:23 | イベント | Comments(3)
f0063659_13541037.jpgゆるりとしたオハイオでの5日間とステイ先のママに別れを告げ、
車でひた走るは、Route88。
オハイオ州クリーブランドから、目指すはお隣のインディアナ州サウスバンドへ


車で4時間ぐらいかかると聞いて、実はちょいビビってた。
なんせ、日本での長距離は、いつも飛行機か新幹線を使っていた私ですからねぇ。
しかも今回が、アメリカでの祝・初運転!!
日本では車持っていたけど、4時間なんて福岡から広島にスノボに行くときぐらいしか走ったことない。
それでもえらく長く感じたなぁ。そして、それは今でも同じ。

再び話は、Route88。
走れど走れど、続く景色はのどかな田園風景。
インディアナ州というのは、どうやらコーン栽培で有名な場所らしい。
いたるところでコーン畑を見かける…。
そして4時間後、無事到着。
走り終わってみれば、意外とすんなりだった気が、した。
きっと、道路が広くて、周りの車につられて自分もガンガン飛ばしてきたからだろう。

「帰りのニューヨークも楽勝かも?!」一瞬そんな気になる。
これがあとでとんでもない勘違いだったというのを知ることになるとは、つゆ知らず…。
f0063659_23531035.jpg f0063659_23533910.jpgf0063659_23515011.jpg
←走っている内に、曇り空になったり。。。


さて、今回私がなぜインディアナ州にわざわざ行ったのかといえば、
知り合いの結婚式があり、ゲストとしてお呼ばれされたためです。
f0063659_23563031.jpg
←インディアナ州で滞在させてもらったお家。
ここのパパが大学教授、ママが弁護士というお宅だったので、
お宅も庭もデカイ!実はその向こうに、広大な裏庭もあり!


結婚式を翌日に向かえ、そわそわしている花嫁側のF家。
私もゲストとして特別に前日の結婚式のリハーサルに参加させていただきました。
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←新郎新婦の意向で、青空結婚式。
なんでも教会式は決まりごとが事が多いし、固苦しのでイヤだという。
本番を見立てて、Bride(花嫁)、Groom(花婿)、そしてBridesmaidsとGroomsmenという男女各5人ずつの付添人
(日本でいう仲人さんみたいなもんですね。こっちは新郎新婦の独身の兄弟やいとこ、友人らがそれらを務めます)、
そして彼らの両親や祖父母、親族が一同に集まりました。

ここで、私は日本の結婚式との大きな違いを発見しましたね!

それは何か?
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この写真をよ~く見てください。
手前にずらーと横並びしている人たち。

そ、れ、は
花嫁・花婿のご両親方々でございます。
総勢7人(笑)。

単純計算で日本平均の倍ですねー。
なぜかというと、親が皆離婚して、それぞれ再婚しているから。
もうここまで多いと、誰が誰の血の繋がっている親かとか継母かとか、わからなくなるーーー(笑)
(ちなみにこの日米の違いを翌日の披露宴で出会った何人かのアメリカ人に話すと、
必ずといいほどウケた、アメリカ人自虐ネタ♪)

しかし、期待と不安でいっぱいの心持ながら
人生で一番幸せな時を迎えようとしている、その穏やかで美しい新郎新婦の表情いうものは、
日本人もアメリカ人も同じですね。

「ちょっと間違っても、招待客にはわからないから焦らないでね」との神父さんからのアドバイスに微笑む新郎新婦。
サポーターである計10名の若い衆(付添人たち)には
「笑顔でよろしくネ。キミたちの未来の伴侶が招待客にいるかもしれないんだから!」
「それから、、、クチャクチャとガムは禁止よ」と、しっかりと釘もさしておりました(笑)。

いよいよ結婚式は、明日です!

(つづく)

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by abekasu_ny | 2006-08-18 13:22 | 旅の想ひ出 | Comments(1)
f0063659_10441942.jpg約11日にわたる夏休みを終え、ニューヨークに戻ってきました。

その間どこで何をしていたかというと、
アメリカは中西部、オハイオ州とインディアナ州に行き、
ただただ、
田舎で、
ゆっくりと、
してきました。

まずオハイオ州では、知り合いのアメリカ人のお宅で5日間ホームステイ
その後、車でハイウェイをかっ飛ばし、
インディアナ州へ。
そこでは、初めてアメリカの結婚式に出席してきました。

ということで、中西部紀行その1は
「オハイオ州クリーブランド」編

ニューヨークJFK空港から、空路1時間半。
ニューヨーカーの中には、オハイオと聞けばすんごいド田舎といった印象を持っている人も多いけど、
ここクリーブランドは五大湖の1つエリー湖に面した地方都市。
一応、高層ビルもポツポツとあります。

一時期は鋼鉄業(Steel)で栄えた街らしいけど、最近はそれも衰退し、
週末のダウンタウンは人気もまばらでした。

ここの観光スポットは、
メジャーリーグ「Indians」の本拠地
ロックの殿堂「Rock'n roll hall of fame」美術館。
え~と、他に思いつきません(笑)。

今回の旅の目的は、田舎街に行ってゆっくり過ごすことだったので、
それらの観光名所はかっ飛ばし、
ホームステイ先のママやそのお友達と、ファーマーズマーケットに行ったり、
f0063659_10403232.jpg

ビーチに行ったり、
f0063659_10472457.jpg※海のようだけど、これがエリー湖。
その向こうはカナダにつづく。

テニスをしたり、ボウリングに行ったり、
川で遊んだり、
お友達のバーベキューにお呼ばれしたりして、
f0063659_1052262.jpg

メトロパークスという自然公園をドライブしたり、
ステーキを食べたり、ビール飲んだり、またステーキを食べたり、ビールを飲んだり…と
いった感じ(笑)。

こうやって書いてみると、たいしたことやってないねと自分でも思いますが(笑)、
ニューヨークに住んでいると、こういうちょっとしたアクティビティが日常的に満たされてなかったりしています。

それと今回のように、地方に行って改めて思うことは、
ニューヨークていう街が、アメリカの中でもいかに特殊なところかっていうこと。

例えば、NYと地方の特徴対比として…

(NY)同じ民族同士固まって住む傾向にあるが、はっきりとした隔離はない。
(地方)白人と黒人の住居エリアがぱっきりと隔離されている。

(NY)人種のるつぼ。
白人も黒人も、スパニッシュも、アジア人も、他の人種も、鬼のように歩いている。
(地方)圧倒的に白人社会。アジア人なんてほどんど見かけない。
※南部とかは、黒人が多いんだと思う。

(NY)だから、私をじろじろ見る人なんていない。
(地方)だから、私を何かの珍獣のように、珍しそうにじろじろ見る人がいる。

(NY)忙しすぎて、サービスも何もあったもんじゃない。
(地方)お客様が神様かどうかはわからんが、
お店やレストランでのサービスが、すこぶる良い。


(NY)道も地下鉄も汚い。最悪なのは公衆トイレ!
(地方)道も建物もすべて綺麗。公衆トイレもピカピカに磨かれている。

(NY)だいたい皆眉間に皺寄せて歩いている。
道で人にぶつかると「ケッ」とか言われることがたまに…。
(地方)見知らぬ人でもフレンドリーで親切。
一人になりたいときでも、容赦なく話しかけられるから困ったもんだ。


(NY)おしゃれに気を配る人多し。
体系も気にし、フィットネスにいそしんでいる人多数。
(地方)基本はTシャツに短パンかジーンズ、そしてビーサン。
肉の食べすか?車で移動しすぎか?象か怪物のような驚くほどの巨漢が多い。


(NY)物価も消費税も東京並みに高い(物にもよるけどね)
(地方)物価も消費税も安い(だいたいニューヨーク平均の半額から8割程度)

てな感じで、すっかりニューヨークに慣れきっている私としては
とてもとても新鮮なアメリカの一面でした。

このことを、アメリカ人に話すと
「ニューヨークが特殊なだけだよ」と笑われましたけどね。

ニューヨークとは、アメリカにあってアメリカではない、一つの共和国みたいなもんなんだな~。

こんな感じで、ニューヨークとは全然違う時間の流れの中で
旅の前半5日はゆるり、ゆるりと過ぎていきましたぁぁぁ~~~。

(つづく)

f0063659_11549100.jpg
←これが、今回お世話になったお宅。ちょっとしたお部屋の飾りつけも、センスがあります。

f0063659_1161297.jpg
←アメリカのおふくろの味の1つ。ラザニア~♪

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by abekasu_ny | 2006-08-17 11:49 | 旅の想ひ出 | Comments(0)
グリーンカードとは別名、永住権ともいわれる
アメリカに永住したい外国人にとっては夢の移民ビザです。
アメリカにいつでも自由に出入りでき、住みたいだけ住める。
そして、アメリカ人と同等に職業選択の自由を得られるなど、様々なメリットがあります。

このグリーンカード、10年以上ぐらい前までは割とすんなり取れたものなのに
今では会社がサポートで申請しても、数年待っても降りてない人の話はザラなぐらい、ヒジョ~にややこしいもの。
日本人ミュージシャンや文化人などでちょくちょくアメリカに出入りしている人は、グリーンカード保持者が多いようです。
きっとひと昔前に取ったか、文化人という特殊なケースとして認められて、
簡単にビザをおろしてもらっているんでしょうね。

有名人の特別枠や化学者など、秀でた専門分野を持っている人以外にも
アメリカ人と結婚した場合や、
大型ジャンボ宝くじみたいな、年に1度の永住権ロッタリーで当選する場合もあります。
この場合は、手に入るのに半年とかからないらしい。
なんじゃそら?

同じグリーンカードでも、半年で取れる人もいれば10年待っても降りない人がいる。
この国に住む権利を、宝くじでランダムに与える(※注)

やっぱり摩訶不思議な国ですわ~、アメリカって。

ところで、先日移民法を専門にされている弁護士のA先生に取材でお会いしたときのこと。
その方のお話は「なるほどね~」と納得することがたくさんありました。

そのA弁護士というのはニューヨークで10年以上、移民法や会社法を手掛けており
日本語が達者な方なので、日本人クライアントも多く
アメリカ在住日本人事情にとても精通した方です。

アメリカに住む日本人の特徴として、A弁護士さんがおっしゃっていたのは
グリーンカードを手に入れた多くの移民たちが
アメリカを一生の地として、何が何でも祖国に帰らないのに、
日本人の場合はどうしたことか、
その多くが、結局は永住することなく
日本に帰国している

という事実。

これはどういうことなのか?

弁護士さんが言うには、
「日本人は、アメリカ生活にただ憧れを持って
グリーンカードや他の非移民ビザがどうやったら取れるかということばかりを考えているが、
この地に根をはれないのは、なぜ住みたいかの、まず”目的”をはっきりさせていないからだ」と。

つまりアメリカに住む目的もはっきりせず、
英語も充分にしゃべれないまま、
グリーンカードが当選したからとか、
手っ取り早く別のビザがとれたからとかで、アメリカにやって来ても、
この国で十分な教育を受けたアメリカ人や
死に物狂いでやって来た他の移民らと同等に働くことは厳しいし、
ましてや成功なんてできやしないと。

”目的”とか”目標って”、普段はつい忘れがちだけど
弁護士さんのおっしゃるように、本来なら、それが先にあって然るべきなんですよね。
話をお聞きしながら、いつの間にか仕事を忘れ、聞き入ってしまった私。
普段は忘れがちな自分のNY滞在の目的や人生の目標についても、改めて考えさせられたエピソードでした。

(※注)永住権ロッタリーの資格があるのは、日本みたいにもともと移民が少ない国のみ。
永住権保持者の出身国や民族のバランスが取れるようにとの配慮からです。


さて、私は今週から夏休みで10日間ほど、ニューヨークを離れることとします。

日本もアメリカも暑いですが、夏バテにお気をつけて。みなさんも素敵な夏をお過ごしください!!


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by abekasu_ny | 2006-08-08 04:54 | ビザ&GC | Comments(2)

在NY16年目。日米でのエディター&ライター歴20年。 大きなアメリカ人の中に埋もれないよう、小粒ながら日々がんばっています!


by Kasumi Abe