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カテゴリ:日々のつぶやき( 85 )

「体験しないと自分の中から生まれない」イチローの言葉から再び『ボヘミアン・ラプソディ』を思い出す

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「外国人になって人の痛みを想像した」



膨大な長さになってしまいそうなのでヤフーの記事には含まなかったけど、イチロー元選手の引退会見で心に響いた言葉はまだほかにもたくさんありました。

中でもこちらの言葉は、本当に響きました。

「アメリカに来て、メジャーリーグに来て、外国人になったこと。アメリカでは僕は外国人ですから。外国人になったことで人の心を慮ったり、人の痛みを想像したり、今までなかった自分が現れたんですよね。この体験というのは、本を読んだり、情報を取ることができたとしても、体験しないと自分の中からは生まれないので」

というのは、まさに私の以前の記事
で言いたかったことを、わかりやすくイチローさんが伝えてくれたと思った言葉でした。

記事を読んだ方からのさまざまなフィードバックで、「映画の中で移民問題は描かれていたのでは」というものがありました。しかし私の答えは「はい、描かれていました。でも実際に体験した人でないと、わからないだろう」ということでした。

移民問題しかり、LGBTしかり。




知識は経験を伴い、経験は知識を伴う




  1. 当事者として知ること【体験を通して知る】
  2. 本や映画など見聞で知ることと 【知識として知る】
  3. その環境に身を置いてみることで知ること。またそれらの体験後、本や映画で改めて知ること。またはその逆【知識と経験で知る】

これらは、まったく別モノだと考えています。

私がずっと日本にいたら、日本での外国人やマイノリティとしての気持ちが想像できにくかったと思うし、もちろん想像できないのは当たり前、しょうがないことだと思います。またLGBTにしてもストレートの人がいくらそのような問題は知っていると言ったところで、本人の気持ちは誰にもわからないのです。

以前、「戦争もアートなんですよね」とおっしゃる方がいて、私はキョトンとすることがありました。映画からの知識をお話ししているようでした。戦場ジャーナリストや戦場カメラマン、もしくはアート業界に身を置く方がおっしゃったのであれば、深いお言葉として私はかぶりついていたと思います。しかし戦場や紛争地にさえ行ったこともなければアート業界に身を置いたこともない、ただ映画や本だけの知識で、あたかも自分の中から生まれてきたような言葉を然もありなんに言うって、戦争で亡くなった方に大変失礼な言葉だなあと思い会話終了と、なんとも居心地の悪い思いをしたことがありました。

また、私は普段日本の企業のニューヨーク視察のお仕事もしていて、シチュエーションはまったく別ですが、ある日本から来られた方が印象的なことを話されていました。

「情報は今、インターネットで無限に手に入れることができる。だからニューヨークについてわかった気持ちになっていた。でも来てみたらまったく違っていた」

ほかにも、「もっと危険だと思っていた」「モデルさんのような人ばかりと思っていた」「ニューヨーカーはせかせかしていると思っていた」「日本の報道ではアメリカの時代は終わったといわれているが、全然終わっていない。それどころか日本と比べられないほど活気がある」などなど...

ニューヨークを仕事や観光で訪れた、実にたくさんの方が「知識は思い込みだった」とおっしゃいます。

だからこそ実際に時間と労力とお金を使って「自分の目で見る」「足を踏み入れる」、「経験する」ことが大切なのでしょう。




最後に、当ブログは自分の備忘録のような役割もあるので、イチロー選手の引退会見で印象的だった別のお言葉もここに残しておきたいと思います。

「他人より頑張ったということはとても言えないですけど、自分なりに頑張ってきたとははっきりと言えるので。これを重ねてきて、重ねることでしか後悔を生まないということはできないのではないかなと思います。」
「アメリカでプレーするまでに準備をする場所というのは神戸の球場なんですけど、寒い時期に練習するので、へこむんですよね。やっぱ心が折れるんですよ。」
難しいかもしれないけど言葉にして表現するというのは、目標に近づく一つの方法ではないかなと思います。」
あくまで測りは自分の中にある。それで自分なりにその測りを使いながら、自分の限界を見ながらちょっと超えていくということを繰り返していく。そうすると、いつの間にかこんな自分になっているんだという状態になって。だから少しずつの積み重ねが、それでしか自分を超えていけないと思うんですよね。一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それは続けられないと僕は考えているので。地道に進むしかない。進むというか、進むだけではないですね。後退もしながら、あるときは後退しかしない時期もあると思うので。でも、自分がやると決めたことを信じてやっていく。
それができないと思うから行かないという判断基準では、後悔をうむだろうなと思います。できると思うから挑戦するのではなくて、やりたいと思えば挑戦すればいい。その時にどんな結果が出ようとも後悔はないと思うんですよね。」
 「孤独を感じて苦しんだこと多々ありました。ありましたけど、その体験は未来の自分にとって大きな支えになるんだろうと今は思います。だから、つらいこと、しんどいことから逃げたいというのは当然のことなんですけど、でもエネルギーのある元気のある時にそれに立ち向かっていく。そのことはすごく人として重要なことではないかと感じています。お腹すいた。しまったね、最後。いやあ、長い時間ありがとうございました。眠いでしょう、みなさんも。じゃあ、そろそろ帰りますか」


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by abekasu_ny | 2019-03-25 02:40 | 日々のつぶやき | Comments(0)

「ニューヨークに移住したい」という相談がきます【海外移住で必要な3つのこと】

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最近はインターネットで情報が簡単に得られるので便利ですね。

私がニューヨーク留学を計画した1990年代はインターネットが生まれたばかりで、情報量が限られた時代でした。私は当時情報収集をするために、まず何冊か指南書のようなものを買いました。「ニューヨークに住む」「ロサンゼルスに住む」というようなタイトルで、文字が表紙にバーンと書かれた本だったと記憶しています。移住のためのノウハウ、現地での住まい、学校選び、仕事の見つけ方などを参考にしました。

学校選びは、地元(福岡)のアメリカンセンターに行き、大学付属のESLを調べました。学校に書簡(国際郵送)で申し込むので、一つひとつのプロセスに時間がとてもかかりました(寮選びもしかり)。





さて最近、「ニューヨークに移住したいんです」とよく相談を受けます。昨年だけでも、ウェブ経由で数人から相談されました。

理由を聞いた中で、「今の生活がつまらない。ニューヨークに来ると生きてる感じがする」とおっしゃる方がいました。こういう理由の場合、私が思うのは、「新天地で何に挑戦したいか」が大事であって、今の生活がつまらないからどこかに移住しても、新鮮で楽しいのは最初のうちだけ。やはりそのうちつまらなくなるんじゃないだろうかってことです。

なんだか偉そうに聞こえるかもしれないんですが、私がニューヨークに来たいと思った当初の気持ちと違うので、印象に残りました。

(ちなみに当時私はアーティスト志望で、美大の下見で1990年に来ました。ニューヨークが大好きになり、数年後に取材で再訪したことで改めて留学したいと強く思うように。また、英語を学んで情報配信をしながら、仕事の経験を生かして、日米の架け橋になりたいなんていう淡い夢も描いていました)

いくつかの相談の中には、「こちらで商売をしたい」と骨太な目的を持たれている人もいらっしゃいます。その方に「移住には何が必要だと思いますか?」と唐突に聞かれました。そういうときって答えを用意していないから、出てきた答えこそが自分が潜在的に思っている答えなのだろうと思います。





とっさの質問で答えた「海外移住で必要な3つのこと」




1. VISA

一にビザ、二にビザ、三、四がなくて五にビザ、
どこの国であれ滞在ビザをどうするか、です。
そしてトランプ大統領の移民政策によって、年々厳しくなっています。

私が留学準備をした2001年、学生ビザ申請は郵送するだけで、領事との「面接」というものはありませんでした。しかしテロ以降、学生ビザも面接が必須になりました。

私もこれまで何度かビザ面接を経験しましたが(面接のコツはまた今度書きますね)、ビザがその場で却下されて食い下がっている人、泣き出す人、たくさん見てきました...。
またニューヨークの出版社で働いていたとき、労働ビザの制限数をオーバーして泣く泣く帰国を余儀無くされた有能な同僚を、何人も見てきました。

先日こちらで事業をしたいと相談に来た方がこんなことを言ってこられました。「学生ビザで来たら、ビジネスしやすいって聞いたのですが」

それ違法ですので(!)。そもそも学生ビザで仕事ができないのは、外国人が現地の人の仕事を奪ってしまうことが問題なのです。見つかって強制送還の対象になったら10年ぐらい再入国できません。

横道それるやり方は自分のためにも、そしてこれからの留学生のためにもしない方がよいです。正当な方法で勝負しましょう。



2. 現地適応力(英語力は実はそれほど重要ではない)

これ意外かもしれませんが、ニューヨークで事業をするにあたり、英語ができなくても大丈夫です。そして、法律や会計の知識も不要です。

私の知り合いに、英語をあまり話せないけど、あらゆる人脈(と資金)を駆使して飲食ビジネスで成功されている方がいます。今話題のこんまりさんを見ていても思います。彼女は有能な通訳の方と仕事をすることで、アメリカンドリームを実現させています。

何をやるにしても、1人より2人、またその道に長けた専門家や得意な人を雇って仕事をお願いした方が効率的だし、ストレスも少ない。

もちろんビジネスで通じる英語は身につけた方がいいけど、しゃべる、聞くの実践で使える英語は、文法もそうだけど発音とかも重要ですので、習得するのはある程度の時間が必要です。こちらで勉強しながら、通訳はほかの人に任せることもできるわけです。

問題は資金がない場合。

資金がなければ...
全部自分でやるしかない!

英語を覚え、通訳を介さずすべて自分で行う。(書類を作成する、ミーティングでアピールする、など)

法律や会計も、自分でする。
そして、アメリカナイズする必要があります。アメリカナイズ=マインドを100%アメリカにシフトすること。

(教養のある人とのビジネスシーンでは)自信ある態度でハキハキ挨拶する。スモールトーク、天気や新聞の一面についての話を交えながら、スマートに会話をはじめる。結論をわかりやすく伝える(最後に言わない)。Yes/Noをはっきり言う。レディファーストを身につける... など書き出したらキリがありませんが、アメリカ人が有能な周りの大人を見ながら成長していくように、現地で自分で体感で覚えます。

(現地での実体験に基づいていないマナーブックなどは全然参考になりません)

私がアメリカに住み始めたばかりのころは「日本ではこれは考えられない」とよく腹を立てたりしましたが(笑)、今考えれば当たり前です。ここは日本ではないので。郷に入っては郷に従えで、アメリカ人を知り、アメリカ人になりきってしまいましょう。


3. ポジティブな目標

最初の話とも重なりますが、今の生活が嫌だからというネガティブな理由で移住するのではなく、今の生活も充実していて捨てがたいけど、ニューヨークに行って〜〜に挑戦してみたい、などというポジティブな理由で来ている人の方が、成功街道を歩いている確率は高いように感じます。

何でも言えるのではないでしょうか。今の生活や仕事やパートナーがいやで変えたとしても、同じ問題は人生に付いて回るでしょうから、「いや」な根本的原因を探り出して、解決させる方法を考えた方が人生は好転する気がします。



以上が、聞かれて「パッと浮かんだ3つのこと」でした。

ひと昔前は、英語が話せなくても、武道(マーシャルアーツ)や日本らしいもの(芸能、食文化など)を熟知していたら成功しやすいと言われていましたが、最近はアメリカ人でも師範になったり器用に日本酒作ったりしていますからねぇ。

ここ数年はITの分野、有能なエンジニアの知識や経験のある人は、アメリカで引く手数多です。あとこんまりさん的な「神秘さ」「優雅さ」に基づいたメソッドがこちらでウケることも確かです。

考えたらもっとあるのかもしれませんが、思い出したらまた書きますね。




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by abekasu_ny | 2019-02-12 07:07 | 日々のつぶやき | Comments(2)

映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観たほとんどの日本人がわからないだろう、と思うこと。

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MTV International [CC BY 3.0 (https://creativecommons.org/licenses/by/3.0)]



先日、Yahoo!ニュース個人でも書いた、映画『ボヘミアン・ラプソディ』。アメリカでは、カラオケのように歌詞が出て歌えるSing-Alongs(応援上映)が750の劇場でできるようになるそうです。

「アメリカの評論家の意見はわかったから、あなたの感想はどうなのよ?」と聞かれそうですが、私はあの映画好きでした。

クイーンの音楽を聴いたことはあってもバンドの歴史や人物については知らなかったので、普通に感動しました。「よかった」「涙が出た」「もう一度音楽を聴き直してみたくなった」など、映画評論家ではないので、当たり障りのない言葉しか出てこないですが...。

ただ日本でよく言われるような、5回も6回も観たいというのは正直思わず、ほかの映画と同様に1回映画館で観れば充分で、機会があればDVDなんかで観たいかも。(音楽については映画の後、たびたび聴いています)

映画を観ながら「あ〜、これは日本に住んでいたら、想像し難いだろうなぁ」と思ったことがいくつかあったので、今日はそれについて書きたいと思います。




フレディ・マーキュリー:イギリスではマイナーな民族(昔は特に)




フレディ・マーキュリーご本人がクイーンのメンバー4人で並ぶと、鼻も高くホリも深く胸毛も生えていたりして、いわゆる「外国人」「ガイジンさん」として日本では映るでしょう。「ガイジンさん4人メンバー」として「一塊り」で見られるだろうと思います。

ただ彼のバックグラウンドを調べてみると、ザンジバル保護国というイギリスではない外国生まれで、インドで育ち、17歳のときにイギリスに移り住んでいます。彼の両親も妹もインド系。家の中では、言葉、イベントごと、日々の食事など、当然イギリスではなくインド一色だっただろうと察します。

アメリカでも同じですが、移民一世の親に育てられた移民二世は、アメリカにいるにもかかわらず家の中が言葉も文化も親の国のままなので、外の世界(アメリカであればアメリカ文化、イギリスであればイギリス文化)への憧れが強くなる傾向があります。
(たまに例外はあって、親の国への憧れが逆に強くなって大学で親の国の大学に進む場合なども)

何が言いたかったのかというと、日本人にとってクイーンは「ガイジンのバンド」とひとくくりに捉えるのですが、実は、フレディ・マーキュリーはイギリスでマイノリティなのです(&エクセントリックな人)。なのに、イギリスでのマイノリティの生きづらさが映画でうまく描かれていないので、自分の身で経験したことがない人は彼の苦悩が伝わらないだろうなぁ、と映画を観ながら思いました。

フレディのバックグラウンドを知ったときに、彼が本名のファルーク・バルサラから改名したのも、婚約者として金髪碧眼のイギリス人女性を選んだのも、すごく腑に落ちたのでした。フレディは自分のバックグラウンドについてメンバーやメディアに語るのを極力嫌がった、というのも腑に落ちます。

今では移民が普通にそこらじゅうを闊歩するロンドンですが、ベースはしっかりした階級社会ですし、70年代ならなおさら外国人、特にインドといったマイナーな国のバックグラウンドを持つ人への風当たりは強かったでしょう。

フレディがクイーンのボーカルとしてメインに立ったのも、そのバンドがイギリスで世界で人気になったのも、結婚まで至らなかったものの地元の女性と付き合い婚約までいったのも、彼の「誇り」そのものだっただろうと思います。




アメリカ人俳優がロンドン移民を演じるということ



フレディ本人は17歳からイギリスで育っているので、インド系イギリス人。英語はイギリスのアクセント。かたやフレディを演じた俳優のラミ・マレックはロサンゼルス出身の、インド系ではなくエジプト系アメリカ人。

もちろん映画では、アクセントの特訓など受けるので問題はないと思いますが、私はアメリカに長年住んでいるので、英語を聞いただけでその人がアメリカ人か否か(さらに言えば、アメリカでも東海岸出身か南部出身か、など)が判別できます。またロンドンで話されているイギリス英語(クイーンズ・イングリッシュやコックニー)も判別できます(どの地方のイギリス英語までかはわかりませんが)。

どの程度、ラミ・マレックがイギリス英語を話せているのだろう〜と思いながら映画を観ていましたが、どう聞いてもイギリス英語ではなかったです(特にtourなどはアメリカ発音)。どちらかというと、義歯による「喋りにくそうな英語」に聞こえました。

気になって映画を観終わったあと、フレディの生前のインタビューを聞いたら、彼が話す英語も「コテコテのイギリス英語」ではなかったようです。またラミ・マレックの普段のインタビューを聞いてみたらラミ自身は普段アメリカ英語をしゃべるようですが、そこまでコテコテアメリカ英語でもないようです。

つまりラミさんが映画で演じるときに、ゆるやかなアメリカ英語→ゆるやかなイギリス英語にシフトしやすかったんじゃなかろうかと思いました。




インド系とエジプト系という異なったルーツ




エジプト系の人がインド系を演じたのは、、、こういうの映画では多いですよね。

『Memoirs of a Geisha』(邦題Sayuri)のときも、主役のサユリ役を確か中国人の女優が演じてますよね。「この人、日本人じゃないよ〜」って観た時に思ったのですが、映画の世界では、制作側が俳優を「適役」だと認めたら、民族までもを合わせる必要はないのでしょう。



そのほか、蛇足




映画制作の点で、細かいこと、どうでもいいことですが...。

最後の演奏中、フレディ役がもっと汗かいててもよかったのかなって思いました(笑)。

ステージに立った人ならわかりますが、ステージ上って観客からの熱気もすごいし、何より照明からの熱でめちゃくちゃ暑いのですよ。そして歌いながらのピアノ演奏でしょ。あれは大量の汗が吹き出していてもおかしくないシチュエーションなんですが、映画の中では、フレディ役のお顔がめちゃくちゃ綺麗でした。あの美しさは、制作側の意図なのでしょう。

もう一つ。フレディの目の色はダーク(黒か茶)ですが、ラミ・マレックの目の色は薄いんです(グリーン系?)。
今カラコンとかいろいろあるので普通は装着してもよいはずなんですが、映画ではラミさんの目の色のままでしたね。これも制作側の意図なのでしょう。

日本でこの映画がすごく人気なのは、クイーンが本国イギリスでまだ人気がなかったのに日本上陸で大歓迎されたりして、メンバーが日本ファンだったのもありますよね。映画の中で、フレディが着物を寝巻きがわりにしていたり、プロデューサーとの会話で「日本ツアー」を示唆されたり、映画のところどころで「Japan」にフォーカス当たってて、同じ日本人として私もうれしかったです。



YouTubeで、Live Aidの実際のシーンと映画シーンの比較映像を見つけました。


映画を観たのは、タイムズスクエアのRegal E-Walk Stadium 13 & RPXっていう映画館。ここはシートが革張りで、足を伸ばせるファーストクラス級です。おすすめ!




2018年3月発売
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by abekasu_ny | 2019-01-11 09:59 | 日々のつぶやき | Comments(4)

2019年 あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます!
みなさまにとっても私にとっても、2019年がますます健康で、楽しく充実した1年になりますように。


大晦日はDavid Guetta(デヴィッド・ゲッタ)の生ライブを、ブルックリンのウェアハウスに聴きに行きました。10pmすぎぐらいに到着して、お客さんは満員でかなりの盛り上がり。


11:30pmぐらいに本人登場するかな〜って思ってたんだけど、0amになっても登場せず、カウントダウンもなく、気づいたら日付(というか年)が変わってて、あれ?という感じの年越しでした。

結局本人が登場したのは、0:15am過ぎ。
あれは何だったんだろう?(私の予想では、ゲッタのニューヨーク入りが遅れたのかな、と)

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アメリカにお正月はなく、大晦日が終わると翌日(元日)はただの休日です。

元日は、念願の映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観に行き(これは日を改めてブログに書きますね)、その帰りにたまたま寄ったバーが80年代の音楽ばかりをかけるところでした。(観光客用の店)

前日のデヴィッドからの、この日のクイーン(フレディ)、そしてa-ha、Journey 、The Bangles、Genesis、Prince、UB40など懐かしの名曲を聴きながらビールを飲むという、楽しいお正月でした。

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そして何事もなかったように、1/2から通常営業が始まっております。168.png 私も1/2の仕事はじめは、ミーティング3本入っていました。




2019年 新年の抱負



ところで皆さんは、新年の抱負や目標は立てられましたか?

私の今年の目標は

「やること」と「やらないこと」をしっかり意識してやっていこう

ということです。





2019年 やること


ブログを続ける。

これ、特に文章を生業としてやっている者として、定期的にブログを書き続けるというのは、決して容易いことではないのですが、Twitterがわりに短文でも一言でも良いので、続けていこうと思っています。

ここ数年、個人的な情報の発信は、短文投稿できるSNSについ偏りがちになっていましたが、SNSもいくつか欠点がありますよね。

  • 文字数の制限があるものでは、限られた文字数で説明するには足りない
  • クローズドな性質のSNSは、その中で完結してしまうことが多く、一般の人から検索されづらい
  • 過去記事、記録として残りにくい

などの理由から、自分でも過去記事を検索しやすく記録として残しやすいブログがやはり自分には適しているのかなと、再確認しているところです。

ブログでは、手間や時間をいかにかけずに、短文でもよいので、日頃のちょっとしたことも綴っていけたらいいなと思っています。

私は執筆仕事のほかに、日本からのニューヨーク視察や観光のお手伝いなどをしています。こちらを訪れた方から受けるちょっとした質問から、日本の方はこのような情報を知りたいのだと気づかせてもらうことも多いです。

人は慣れてしまうといろんなものが見えなくなってしまいがちです。16年もこちらに住んで、自分にとっては当たり前すぎて見えなくなっていたものがたくさんあるのですが、訪問者はさまざまなことを気づかせてくれます。

日本目線で知りたいだろうこと、日本の人はこう思っているけど実は違うということも多く、そこらへんも含めながらの私なりのニューヨーク情報を発信していきたいです。





2019年 やらないこと


時間も人生も有限。

有効に過ごすために、2019年は「やらないこと」を増やしてみようかな。


  • お酒や甘いものなど、不健康なものを買わない
  • SNSの使用について見直す(必要なものは使い続け、今の自分に不要だと思うものに時間を取られないようにする)
  • 交流後に何かがひっかかる気分になる人とは、交流をしない


など。


自分にとって大切な人や自分を大切にしてくれる人を大切にし、時間を有効活用していきたいです。



稚拙なブログですが、ブログ歴14年目の今年も

1年どうぞよろしくお願いいたします!




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by abekasu_ny | 2019-01-06 06:49 | 日々のつぶやき | Comments(0)

ハロウィン@渋谷が荒れてると聞いて、ちょっと勘違いしている人がいるなぁと思いました






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by abekasu_ny | 2018-10-30 09:33 | 日々のつぶやき | Comments(0)

誕生日ウィークと通訳のお話

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毎年夏のキックオフを告げる航空ショー


NYはメモリアルデーを迎え、夏に突入しました。
私自身も誕生日を迎え、また一つ年を重ねております。
大きな仕事の山も一段落し、一息ついているところです。

以前ある方が、「誕生日近辺の出来事は、その年を表すことになる」というような、
スピリチュアル的なことをおっしゃっていて
今年はなんだろ?と思っていたところ、1~2ヵ月前から薄々わかったのは、
どうも「通訳として成長する年」になりそうです。

その暗示としてここ最近、通訳のご依頼がなぜか次々とやってきました。
4月あたりから、感覚的に「今年の誕生日は、それらの大役がすべて終わった後」という気持ちで過ごしていました。

主な内容としては、
  1. 文房具系展示会での、ディレクターと会社社長との、ビジネスミーティングの通訳
  2. クラシック音楽界の巨匠の、担当者と記者との、インタビュー通訳
  3. クラシック交響楽団の演奏家と記者との、インタビュー通訳
  4. 自然医学の医師同士の通訳
  5. 心理療法の創設者夫婦と専門家の通訳
etc...

昨年の冬には、あのアナ・ウィンター氏との面会の通訳を仰せつかったこともあります。
でも、その後こんなにたくさんの依頼はきていませんでした。

通訳というのを今回立て続けにやってみて、改めて思いました。

仕事も含めて英語での生活に不自由することがほとんどなくなっても、
結構大変な仕事

他人様の会話(言葉と言葉)をずっと一言一句集中して聞くので
1時間もすると、頭がヘトヘトになります〜。

また自分の興味外のもの、専門分野、特にアカデミックな分野に関しては、
会話が例え「日本語」同士でなされていたとしても、理解できないことってありますよね?
なので、ある程度の事前リサーチはしておきました。

上の1~5についての内容は、普段の自分の生活とはまったく異世界のものだったので
そこが難しいところでした。

普段海外にいると、英語を聞いてそのまま英語で理解します。
でも通訳とは、そのような自然な流れとは違う方法をとるわけですから
ただ英語を話せるだけではできなくて、専門トレーニングが必要です。

私はこれまで専門トレーニングを受けたことがないけれど
今回一番思ったのは、

「目に見えないもの」
「自分が体験したことがないもの」
「専門分野やアカデミックな分野など、知識が自分にないもの」
そして何より
自分の言葉ではないもの

を自分の口から発することほど、難しいことはないと思いました。

だから現場では、聞いたままのことをそのまま「変換するという作業」にとどまり
通訳したから自分の知識として蓄積されたかについては、疑問です。
(それでもクライアントさんは、「意味がわかる」と言ってくれたのでよかった!)

これからも、チャレンジングな仕事は、私に求められる限り、お受けしたいです、
自分の成長のために。

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クライアントさんの恩人のご夫婦に会うために、ウッドストックへ。(個人宅のお庭)

お受けする、(アクセプト)ことは、
特に上の5の素敵なご夫婦に、教えていただきました。

通訳中、何かのきっかけで、奥様がおっしゃいました。

「若いうちはいろんなことが簡単にできる。
でも年齢を重ねると、人生を乗り越えていくのは難しいこともある。
だから、道具を持って準備することが必要」

その道具というのは、どうやら考え方のトレーニングのようなものみたいです。
幸せか不幸せが、白か黒か、100-100ではなく、50-50で考える。
幸せか不幸せか、どっちがいいではなく、中間のポイントにこそ幸せがある。

アクセプトする(受け入れること)
抵抗しないこと。

これらもおっしゃっていました。

実は私、その日が誕生日で、なんだかこのご夫婦にお会いできたのも
このときの言葉も、特別なギフトのように感じました。

クライアントさんにとっても、そのご夫婦は「恩師のような存在」とかで
そのような大役を仰せつかさり、光栄なことでした。

とてもよい経験をさせていただきました。

(メモ:このご夫婦が創設したのは The 50/50 workという心理療法です。
ご興味あれば検索してみてください)


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とある巨匠の使っていた灰皿。
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巨匠が眠るお墓にも行きました。

こちらは、日本の新聞の記事になります。


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by abekasu_ny | 2018-06-03 00:17 | 日々のつぶやき | Comments(0)

ABC『住めば地球』を28年ぶりに観る

私のブログの人気記事の一つが、ニューヨーク恋物語です。
80-90年代にできあがったすばらしい作品の一つ。

私が当時よく観ていたもう一つの番組は、ABCの『住めば地球』でした。
世界各国に住む55万人(当時)の日本人の、素敵な生き方を紹介した番組でした。
19-20ぐらいだった私は、日曜日の朝9:30の放送を毎週楽しみにしていました。

芸術志向、アメリカ志向が高かった私は特に、西海岸在住のスクリーミングマッドジョージさん、工藤村正さん、そしてニューヨーク在住の芸者、故・中村 喜春(きはる)さんの会が特に印象に残りました。

当時の私はあの番組を観て、「アメリカ、すげー」「私もアメリカというものを見てみたい」と、いつの頃からか思うようになりました。
(厳密に言うと、中学生ぐらいのころから、音楽と映画の影響で、アメリカ行きたいー、とはずっと思っていたのですが)

特に将来どうしよう、芸術の世界に進みたい気持ちもあるけど、具体的に何をしたいのか自分でもわからない。
墨絵にも興味あるし、特殊メークの世界にも興味がある。
いろいろ迷っていた私は、スクリーミングマッドジョージさんが卒業した、ニューヨークの美大、スクールオブビジュアルアーツに興味がわいて
大学の下見をしようとしたのが、初めてニューヨークに来たきっかけになりました。

大学1年の夏休みに、親に頼みこんで、1ヵ月ちょっとニューヨークに来させてもらいました。
(下見をした結果、当時の授業料でも私には無理な額だとわかって、美大留学は諦めたのですが
そのときのホームステイで出会ったアメリカンファミリーが、その後の私の人生を変えました)

さて時は2018年。
ふと先日、Youtubeで『住めば地球』を検索してみたところ、1つだけ映像が出てきました!

ディズニーのくまのプーサンや、忍者タートルをてがけてきたパロ穂積さん。(残念ながら、このパロさんの会は私の記憶になかったです)

パロさんの素敵な言葉があったので、ここで引用させていただきます。

サクセスっていうのは個人的なもの
他人が決めるのではなく、自分が満足していたらそれがサクセス

ジョン・カビラのナビゲーターもとっても懐かしいし、オープニングの音楽も全体的な構成も
28年後の今でもSooo COOL!!!

パロさん、今では80歳ぐらいになられるでしょうか?いつまでもお元気でありますように。

もう一つ感動したことがあります。

最後のテロップで、プロデューサーのところに
先日、私の出版記念イベントでモデレーターをしてくださった方のお名前が!

19-20だった私がこの番組に影響を受け、アメリカすげーとなって、ニューヨークに下見の旅に出るきっかけになりました。

そのプロデューサーさんと今このニューヨークでお仕事をたまにご一緒させていただいたり、こうやってイベントを手伝っていただける機会があるとは、なんとも不思議なご縁です。



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by abekasu_ny | 2018-05-09 09:37 | 日々のつぶやき | Comments(2)

NYで出会った古くからの友人と久しぶりの再会

ブルックリンの近所歩いていたら、こんな綺麗なストゥープがありました。
花びらが一面に散っていて、まるでウェディング会場のよう。
踏まれた形跡がないので、このブラウンストーンはおそらく空き家なのでしょう。

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さて、先日NYで出会い、10年?15年前?から知っている友人と再会しました。
彼女は、5年ほど前に、仕事の関係で、半年の予定で東京に行くことになったのだけれど、
東京での人生が思わぬ方向にいろいろと動いていって、結局こちらに帰ってきませんでした。
(日本は日本人にとって住みやすい国なので、「また帰ってくるね」と言って帰ってこないことはよくある話です)

友人は東京でしばらく働いた後、アジアにある某国の島にある支社に赴任を命じられました。
NY-東京-アジアの島、と数年の間にすごい展開です!
私は、人生でそのような島に住む機会はそう多くないだろうから、応援していました。
彼女が投稿するインスタグラムから、パラダイスのような青い海や空の景色に癒されていました。

そうしたら今度はそこのオフィスを閉めて、支社があるフランスでしばらく働くことになって
島から今度は一転、彼女のインスタグラムはおしゃれな景色が広がるように!

フランスでの赴任も終わり、
東京に戻るついでに今回ニューヨークに寄ってくれたのです。

久方ぶりの友人との再会。ブルックリンのドイツ系レストラン、Black Forestで
1Lジョッキで乾杯♫
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なかなか大きさが写真ではわかりづらいですが、メトロカードとの比較で少しは伝わるでしょうか?


この飲んでも飲んでもなかなか減らないビールを飲みながら、
お互い会わなかった日々を埋め合わせするように、話が止まらない!

あまり詳細は書けないのですが、彼女は翻訳で本も出版したり
これから戻る東京で「さらにすごいこと」をすることが決まっています。

いつでも一生懸命やってる人は、NYとか島とか関係なく、新天地でどんどん花開いていきますね。
今置かれている場所で、全力を出し切ることが大切なのだと改めて思いました。

友人からとても刺激を受けた夜でした。



2018年3月2日全国発売
古くて新しいブルックリンの「今」。がわかる1冊


ブルックリン ガイドブック


by abekasu_ny | 2018-05-01 12:35 | 日々のつぶやき | Comments(0)

【思うこと】NYでの救命装置講習&女性に土俵から降りるように促した大相撲

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そう言えばこれね、CPR (Cardio-Pulmonary Resuscitation)と呼ばれる救命措置(心臓マッサージ)講習が、つい1週間前に行われて、私も受けてきたところだったんです。

ニューヨークではこのような講習が一般開放で行われています。

私も初めて参加したのですが、心臓マッサージは初めての体験で、とてもタメになりました。必要とされる場面はなかなか起きないですけど、それでも、いざという時のためのものですから、このような講習が「無料」で受けられるのはとてもありがたいこと。

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NYC消防局が主催「011 CPR プログラム」の一環です。


心臓マッサージって一定のリズムが大切で、早すぎても遅すぎてもよくないのです。
アメリカらしい教え方だなぁと思ったのは、ビージーズのステイン・アライヴ(Stayin' Alive)がちょうどよいリズムらしく
その音楽をガンガンかけながら、みんなノリノリでやってました。

講師曰く、「実際に必要になったときも、ステイン・アライヴを歌いながらやってみてね」とのこと(苦笑)。

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さて、日本の大相撲で、救命措置で土俵に上がった女性が、場内放送で降りるように促され、問題になっています。
さらには、その後、土俵に大量の塩が撒かれた、ということです。

私は大学生のころ(ちょうど若貴ブームのころ)大相撲の大ファンで、よく九州場所やら巡業やら、友達と一緒に追っかけしていました(私が好きだったのは若貴ではなく旭道山!)

しかし最近、暴行事件とか降格とか、
「神聖であるはずの大相撲」の伝統を汚すようなニュースばかりでうんざりだったのです。
そしてさらに唖然とした、今回のニュース。

伝統や歴史は日本の素晴らしさの一つです。しかし時は2018年。
こんな女性差別がまだ起こるのが、日本だよなぁ、
これでは真の意味の先進国入りは無理だよなぁ、と思いました。

もう一つ感じたのは、
「人としての常識」を正しく判断できない大人が、大相撲という世界で働いているんだなぁ、ということでした。

問題のアナウンスは、場内の観客から出た「女性を土俵にあげていいのか」という声に慌てて反応したものだそう。
しかし、「人としての常識」を持ち、混乱した状況の中でも正しく判断できる力があれば、あのようなアナウンスには至らなかったでしょう。

「女性差別だから」「大問題になっているから」「大相撲の危機だから」アナウンスを撤回するのでは意味がないのです。
人として大切なことを判断できる能力が問われているんだと思います。


暗い話ばかりでいやですね。最後はこちらで気分を盛り上げてください🎶
ビージーズのステイン・アライヴ(Stayin' Alive




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by abekasu_ny | 2018-04-06 01:07 | 日々のつぶやき | Comments(3)

ポジティブだから勝つ

羽生結弦選手と小平奈緒選手、平昌オリンピックの金メダル、おめでとうございます!

今回もたくさんの感動をもらっています。
勝利の笑顔や涙の影に、我々が知ることのない想像を絶する努力があるのでしょう。
メダリストやオリンピック選手は、日本の宝ですね。

小平選手と李相花選手との話もとてもよかった。
アメリカのNBCでも美しい友情のモーメントが放送され、感動を呼びました。
(映像ここから見れます)

数ヵ月前に日本のカヌーの選手が、生き馬の目を抜くような信じられない事件を起こし
そんなことが起こるんだと驚いていたのですが
小平選手の話こそ、オリンピア精神に則っていてすばらしい!


ところでところで、今回の平昌オリンピックに関連して
試合直前の羽生選手の会見を聞いて、思ったことがあります。

「怪我をしたあとの、大舞台での二連覇のプレッシャーについて?」という記者の質問に対して、

「こんなに多くの人に注目され、久しぶりに試合で滑ることができ、多くの人に見てもらえるうれしさでいっぱい。
待っててよかったと思われる演技ができるようにがんばりたい」

と、笑顔で語っていた羽生選手。

試合後の会見でも、オリンピックで勝つことは
「そういう(勝つ)風に未来を確定しないとという、ちょっとしたメンタルのコントロールをした」
と語っていました。

このようなポジティブさこそが、彼を金メダルへと導いたのだなと思いました。
この若き貴公子にたくさん教えていただいています。

そして以前、大江千里さんにインタビューしたときのことも思い出しました。

日本でのキャリアを捨てて一からニューヨークでスタートするということは
収入もなくなるわけですし、名声のある日本の生活から無名の生活になるわけですから
不安や恐れはなかったのか?とお聞きしたら

「捨てるということより、ずっとやりたかったジャズを学べるうれしさでいっぱいだった」

とおっしゃっていました。

要は、今からやろうという勝負を「勝てるかな?」「不安だな」と思っているうちは勝てないってことでしょう。

他人からするとあれこれ詮索したり心配してしまうようなことでも
本人の中では「〜できるうれしさ」というものが優っている。
勝負で勝てる理由は、こういう気持ちの持ち方にあるのでしょう。




【初の著書、出版のお知らせ】



by abekasu_ny | 2018-02-20 01:03 | 日々のつぶやき | Comments(1)

日々のアレコレ、出会い、取材こぼれ話まで。在NY17年目。日米でのエディター&ライター歴20年。 大きなアメリカ人の中に埋もれないよう、小粒ながら日々がんばっています!


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