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ニューヨークで人気のアイスクリーム屋を経営している若きアントレプレナー、マイクさんから連絡をいただきました。

彼のお店の名前はEggloo(エッグルー)と言って、2016年のオープン以来
Instagramのフォロワーは4万人超え。
人気過ぎて、イーストビレッジにも新店を出したほど。

オープン時に書いた記事

とにかく大成功しているスィーツ店です。そのマイクさんが

「今度、うちで新しい商品出すんだ。Changing color ice creamって言うんだ。食べにこないか?」

と言ってきました。


お誘いは基本断らないがポリシーの私。
しかも、すっかり30℃超えで一気に夏になったかのようなニューヨーク。
アイスクリームとは、なんとパーフェクトなお誘いではないですか。
二つ返事でOKしました!

と言っても、行くまでChanging color ice creamが何のことだかよくわかっていなかった私...。

さっそくお店のスタッフが作ってくれました。
左はBefore、右はAfter。

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わかるかな?
この左に刺さっているスポイドの中の液体をかけたら
あら不思議、青色が薄紫に変わって、さらにインスタ映え!

食べてみると、お茶のフレーバーで、アメリカらしからぬ甘さひかえめのお味です。
(たこ焼きワッフルこと、香港スタイルのエッグワッフルが甘めなので、バランスが良い)

アメリカの中でも、健康志向の人が多いと言われるニューヨークですが
庶民派スーパーやデリに行くと、体に悪そうな色と液体がついたような恐ろしい食べ物がそこかしこで大量に売られています。

このスポイドの液体も何だろ?と訝しげに思っていると、「自然のレモン汁だよ」とスタッフが教えてくれました。

ちなみに、ソフトクリーム(アメリカではソフトサーブと呼びます)は、アールグレイの茶葉とバタフライ・ピーの茶葉のブレンドで、この青色はバタフライ・ピーの茶葉からのナチュラルカラーだそうです。

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ソフトサーブはカップが5ドル、エッグワッフル入りが9ドル。
エッグワッフルは外側カリッと内側やわらかくておすすめ。

4月27日に発売したばかりの新商品で、店内にはまだメニューがない、いわば隠れメニューなのですが、インスタグラマーのお客さんが、店内メニューを見ずとも次々に注文していました。


2018年3月2日全国発売
古くて新しいブルックリンの「今」。がわかる1冊




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by abekasu_ny | 2018-05-08 01:34 | | Comments(0)

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ニューヨークでおいしいイタリア料理を探すのは結構大変。もともとアルデンテなどという言葉がなくて、スパゲッティと言えば、茹ですぎたような麺がこれまで主流でした。(きっと大都市以外は今でもそのようなスパゲッティが主流だと思う)

マンハッタンには、リトルイタリーというイタリア街もありますが、ここは行ってはダメ。雰囲気はいいので街歩きは楽しいけど、どの店もおいしくないです。まぁペローニぐらいだったらいいでしょうけど、ワインも食事もがっかりします。(噂によると、もはやどの店も経営しているのはイタリア人ではなく、東欧系移民らしい...)

だからニューヨークでおいしいイタリアンに出合ったら、ラッキーです。マンハッタンにはいくつかありますが、また今度。

今回紹介するのは、ブルックリンのとっておきのお店。本のインタビューで何人かアイコンにブルックリンのおすすめのお店をインタビューしたら、偶然2人から同じ名前が推薦されました。(その辺は、本で触れています)

ブルックリン、クリントンヒルのネイバーフッドにある、 Locanda Vini e olii (ロカンダ・ヴィニ・エ・オリ)。素朴なイタリアの家庭料理はどれを注文してもおいしいです。

もともとここは1896年の薬屋さん(ファーマシー)で、当時のキャビネットや壁、天井が今でもそのまま残され、と〜っても素敵。(外観には、薬屋時代の看板がど〜んと掲げられているので、初めて行く時はお店がどこか一瞬わかりません笑)

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マストオーダーのイタリアのホルモン料理。TRIPE “ALLA FIORENTINA”

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ミートソースの平麺、TAGLIATELLE "AL RAGU

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イノシシ肉の平麺、Sage pappardelle al cinghiale with wild boar, braised with juniper berries


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トスカーナのケールとガーリックトースト、カネリーニ豆のFETTUNTA

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そしてマティーニ。


写真では小さく見えますが、料理もマティーニも、実際にはかなりの量です。
何人かでシェアがおすすめです!



2018年3月2日全国発売
古くて新しいブルックリンの「今」。がわかる1冊



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by abekasu_ny | 2018-04-29 06:02 | | Comments(0)
ブルックリン植物園からの帰りに小腹が空いたので、お昼ご飯を食べられる店を探しました。あの辺はクラウンハイツといって、もともと黒人の多いエリアですが、最近は白人も増え、おしゃれなお店やカフェがぽつぽつでき始めています。

良さそうな惣菜&サンドイッチの店があったのでのぞいてみました。おしゃれなプリッツェルバーガーなるものがあり、おいしそう!プライスは13ドルほど。

ほかになかったら、ここに戻って来ようと思って少し歩くと
一見パッとしない、小さなジャマイカ料理の店を見つけました。

直感で、「ここは良さそう!」と思いました。
客層は、私以外全員黒人(英語のアクセントからおそらくみなさん、ジャマイカ系)
インテリアは、日本で言う駅前定食のような、おしゃれ度ゼロ。

でも、味は
最高においしかった!!!

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どれをオーダーしようか迷っていたら
女性スタッフが「オックステールあるわよ」って教えてくれたので、それにしました。

口の中でとろけるように柔かい、とろっとろ〜のオックステールのランチ。
ライス、キャベツの煮込み、プランテーン入り(7.50ドル)
写真は小さく見えますが、手のひら大でお腹いっぱいになりました。

ニューヨークは、個人経営のレストランのハンバーガーやステーキ、ピザがおいしいですが
このような移民が持って来た故郷の味は、今も安く提供されてとても美味しいのです。
(ブルックリンやマンハッタンの端の方も多いですが、近年の移民が多いクイーンズは特に多いです)

ご飯と煮込んだお肉の組み合わせというのは、日本人の口にとっても合います。
またジャマイカ料理というのは、日本でメジャーではないので、ニューヨークに来た際はぜひ体験してほしい料理の一つです。

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ジャマイカのミートパイ(roti ?)。1.75ドル。
これも激うま。

ほぼチャイニーズは住んでいないエリアなのに、
チャイニーズのおじいちゃんが一人やってきて、これを買ってたんです。
(英語ができないから、指であれ2つ、みたいな注文で)
チャイニーズのお年寄りって、基本チャイニーズしか食べないのに、
店に入るやいなやすぐにこれをオーダーしていたので、直感的に「これはおいしいぞ」と思い、私も注文。

おじいちゃんの舌感覚、大正解!

先日の本出版イベントで大好評だったのは、このような
本に書ききれない情報でした。

『NYのクリエイティブ地区ブルックリンへ』では、本の性質上
日本から観光でやって来た女性が一人でも入りやすい雰囲気のお店にフォーカスしたのですが
このようなちょっと入りにくい雰囲気、おやじっぽいバー、ブルックリンのざわざわした奥地にあって行きづらい名店など、ほかにもおすすめのお店はたくさんあるので、機会をみつけてブログで紹介したいと思います。

ちなみに、「ちょっと入りにくい雰囲気」というのは、あくまでもこちら側の勝手な思いこみにすぎないのかなとも思います。
ジャマイカ店でもポーランド店でもチャイニーズ店でも、
入って一度も嫌な思いをしたことはありません。
逆に、お店の人もお客さんも「アジア人が来た」って歓迎してくれたりします(もしくは、我関せず焉 笑)。

「日本食おいしいよね」とか「日本食大好き」って外国人に言われて私たちがうれしいのと同じで、
彼らも、ほかの国の人が自分たちの食べ物をおいしいと思えば、うれしいものなんですよね。

たまたまこの日見つけたお店は、D's Place Bakery でした。
このような名店がこれからも、そしていつまでも、ニューヨークに残っていきますように。


2018年3月2日全国発売
古くて新しいブルックリンの「今」。がわかる1冊



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by abekasu_ny | 2018-04-27 11:30 | | Comments(0)
ミッドタウン42丁目(タイムズスクエア)の老舗的存在のライブハウス、B.B.キング・ブルース・クラブが賃料高騰により今月末にクローズするという悲しいニュースが入ってきました。ここは私にとって、生前のB.B.キングのライブを見た思い出の場所でもありました。( 2005年のブログ記事

このような老舗が撤退した後に、何がオープンするかわかりますか?

答えは、超バカ高いミッドタウンの賃料を支払うことができる、つまらない大・大・大資本のお店です。

B.B.キングも大きな資本は入っていたかもしれません。でもそこには文化がありました。2018年のタイムズスクエアに出店できるのは、大抵、世界中どこにでもあるような、キラキラした看板とセンスの悪いインテリア、そして(レストランの場合は)大しておいしくもない食べ物にバカ高いプライスをつけたようなお店でしょう。込められた店主の「熱い思い」などのようなものはおそらく皆無でしょう。

ニューヨークには世界中から観光客が年がら年中大挙して押し寄せますから、だまっていても客が入ってきます。まずいものを出して悪評価をもらっても、潤沢な資金と協力なバックボーンがあるので痛くも痒くもありません。

多くの店では、「お客さんに喜んでもらいたい」というような思いは経営側にもバイトスタッフにもなく、一定のレギュレーションに沿って、ただ適当なものをフィードする(餌のように与える)だけで、ビジネスはうまくまわっていくのです。

だからニューヨークを旅したことがある人は、バカ高いプライスでおいしくないフードにがっかりした経験は必ずあると思います。そして納得するのです。「ニューヨークだからこうなのか〜」

私も先日オープンした話題のフードホール、Urbanspace at 570 Lexで、改めてがっかりしました。ランチ時間、長蛇の列ができている店でチキンサンドをオーダーしましたが、本当に残念なパフォーマンスでした。日本のようななんでもおいしく、しかもデフレ状態の国から来た方なら、そのコスパの低さにさらにがっかりするでしょう。

ニューヨークのシェイクシャックも、今やがっかりフードの代表格です。創業時はたしかにおいしかったのです。でも店が増えすぎました。

忙しすぎるのか、スタッフの教育がなってないのかわかりませんが、バンズが押しつぶされてぺちゃっとなってることが多いし、肉は油っぽいし、、、こっちに住んでいてほかにおいしいハンバーガーがたくさんあるのを知っている感度の高い人は、ほかに選択肢がある限り、まず食べに行かない店です。

私もここでセットに15ドル払うなら、20ドルでもいいから他店のおいしいバーガーを食べに行きます。(過去に書いたシェイクシャックの記事

まぁとにかく最近のニューヨークは、かつてあったような老舗や名店が賃料高騰でどんどん撤退に追い込まれ、替わりに増えているのは大資本の店やブランドばかり。こうやって、移民が作り上げたニューヨークらしさが失われ、つまらないキラキラニューヨーク化がどんどん進んでいるのです。

逆に言えば、古くからの小商いが今でも多いブルックリンが注目されているのは、こういった時代の流れも影響しています。

「ニューヨークだからこうなのか〜」では実はないのです。スタッフの教育をしっかりしておいしいものを食べてもらおうとがんばっている店は、探せばまだ残っています。

老舗は私が来米した2000年初頭には、ローワーマンハッタンやハーレムあたりにたくさんありました。もうほとんどの店が今はないのですが、それでもまだ探せば残っています。例えばマンハッタンだと、アップタウンとかハーレムよりもっと上の方とか、逆にダウンタウンの下の方とか、探せばあるにはあります。ブルックリンにも名店はたくさんあります。

ここに長く住んでいると、だんだんと鼻が利くようになります。店構えや店内の客層(観光客ばかりか、地元の人で賑わっているか)などを見ると、だいたい店の姿勢や味がわかるようになります。

週末、ブルックリン植物園の帰りに、小腹が空いたので良さそうなお店を探しました。あの辺は下町で、昔からある、移民たちが築き上げた郷土料理の商店が今もまだ残っています。(長くなるのでつづきは後ほど)

ニューヨークのレストラン事情
ほかにも関連記事書いています。


2018年3月2日全国発売
古くて新しいブルックリンの「今」。がわかる1冊



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by abekasu_ny | 2018-04-23 11:04 | | Comments(0)
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昨日セントパトリックスデーの記事を投稿しましたが、私もともとパレードを見に行ったのではなく、これに行ったのですよ。
新潟県「食と技の商談会」が、マンハッタンのShinbashiレストランで、レストランのバイヤーさん向けに開催されました。

米や麺類など食品7社、日本酒3社、キッチンウェア4社が出展し、新潟の郷土料理や日本酒などがふるまわれました。

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「かんずり」は辛いだけではなく、深みもあり、すごく美味しかったです。聞けば、唐辛子、ゆず、塩、3年間発酵させた米麹のみを使ったシンプルな素材からできたもの。ステーキ、焼き鳥、味噌汁、豚汁、パスタ、イカやタコのカルパッチョにも合いそう。ホットソースも作っているので、ブルックリンのホットソース専門店Heatnistをご紹介しておきました。

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宮野食品のMochi80は、グルテンフリーでお砂糖フリー(かわりにカロリーゼロのerythritol=エリスリトール使用)。血糖値が上がらないので、日本では病院の売店などで販売されているそうです。特にマンゴー&ココナッツがおいしかった。

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雪の冷蔵庫、雪室で貯蔵され作られた雪室熟成生味噌

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グルテンフリーのパスタ

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菊水はアメリカの日本食レストランでよく見ます。NYでは右の缶入りが主流ですが、LAでは真ん中のボトルが主流だそう。

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菊水さんと一風堂さん。一風堂さんとは何かのイベントでちょくちょくお会いします。菊水さんは、私が前職の新聞社にいた際のクライアントさんで、久しぶりの再開でした!

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新潟県の天地豊作の関社長。私が何も言わずとも、「ブルックリンが大好き」ということで本のご紹介もさせていただき、話が盛り上がりました。

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軽い使い心地の「トング」や空気のように軽い「まな板」など...。新潟はデザインにすぐれたキッチンウェアの宝庫でもあります。

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来場者はほとんどが、NYの飲食業界の方でした。
日本食&日本酒ブームなので、ここから一般のニューヨーカーに浸透していったらよいですね。



2018年3月2日全国発売





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by abekasu_ny | 2018-03-21 05:20 | | Comments(0)
週末、ミッドタウンに数ヵ月前にオープンした
ジャパニーズシーフード・レストランで夕食をとりました。

全体的に味もよく、サービスもよく
ここまでは 172.png の夜。

友人が、そこから5分ほどの場所にある
とある日系居酒屋の麺をどうしても食べたいと懇願。

私、以前その居酒屋の一番奥のテーブルに座っていたとき
なんとネズミ( 結構大きかった149.png )がサササっと横切り、心臓麻痺おこしそうな恐怖体験をしたことがあるのですよ。
それ以来、5年?それ以上?足が遠のいていました。

しばらく行っていないから、どうなってるか興味本位で
友人について行きました。
時間は午後11時過ぎ。

相変わらずその時間帯でも大繁盛で
5〜10分ほど待ちました。
そして中に通され、奥の席はトラウマがあるので手前のカウンター席へ。

まぁ楽しい時間だったのですが
たまに鼻をつくヘドロのような悪臭が気になり。

ミッドタウンあたりは下水道関係、本当にヤバイです。
新店ではあまりないことだけど、古い店でたまにこの臭いがします。。。

私たちは深夜1時すぎぐらいまでいましたが、ずっと満席で賑わっていました。
この店もう何十年もここで営業しています。

ニューヨークには日本のみならず世界中から
企業や飲食店が続々と進出しています。

ニューヨークは、世界で一番商売が厳しく
ここで成功すれば世界中どこでも成功できるだろうと言われています。

オープンして半年後には閉店というケースも珍しくなく
それを考えると、このようなお店でも
長年商売繁盛しているというのは、なんとも滑稽です。

マンハッタンは観光客も多いし駐在員も多いし、だまってても人が集まってきますしね。
ブルックリンだと、ご近所&地元客の目がシビアなので
こういう店は存在しないです。

この店がなぜ長年こんなに繁盛しているのか、ちょっと興味深かったので、
理由を私なりに考えてみました。

(店を特定させることがこの記事の趣旨ではないので、書ける範囲内で)


  • 日本の大衆居酒屋のような感じ。活気がある。
  • カジュアルな雰囲気なので、客もかしこまらず居心地がよい
  • 値段はそこまで高くない
  • メニュー数がとにかく多い
  • お味はお酒が進むように濃いめ(アメリカ人も好きな味)


とくにメニュー数が多くてリーズナブルというのは
いつ来ても選ぶ楽しさがあるので、ポイント高いですね。

それから、何十年もこの地で商売されているのは
家賃がそんなに高くないか、すでに不動産を購入しているか、
つまりレントがあまりかかってないのではないかと思います。

(ニューヨークは、住居用でも商業用でも
新規の人には高くふっかけ
昔からそこにいる場合は家賃がそこまで高くなかったりします)


嗚呼、これもニューヨークの現実なり。


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by abekasu_ny | 2018-03-07 09:52 | | Comments(0)
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© Kasumi Abe

近所に2月1日にオープンした、話題の365 by Whole foods Market(365 ホールフーズマーケット)に
やっと先日、仕事帰りに寄って来ました。

この365 by Whole foods Marketは、オーガニック系、自然で健康路線のスーパーWhole Foods Market(by Amazon)
のリーズナブル版。
毎日でも利用できるようにという願いが込められ、365という数字がつけられています。

365は全米で7店舗あり、アメリカ東海岸「初」の店舗がこのブルックリンにいよいよオープンしたのです。

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365は、ホールフーズの自然派、高品質なイメージはそのままに、
ヒップでクールな要素を追加しているとのこと。

確かに、今ブルックリンスタイルとして主流の、工場跡地をリノベしたようなむき出しの天井や
広々とした空間の取り方が、これまでのスーパーらしからぬ雰囲気です。

高品質なのに、なぜコストが抑えられているのか?
理由はいろいろあるようなんですが、理由の一つは、人件費や維持費を抑えてコスト削減しているからです。

通常ホールフーズは、お肉屋さんやお魚屋さんコーナーがそれぞれ独立して店内にあるんだけれど
この365には、それらがありません。
お肉や魚は通常のスーパーのように、切り身としてパッケージ売りされています。

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お肉屋、お魚屋がないかわりに、
ズラ〜と並んだ陳列冷蔵ケース。

確かに肉や魚は、質が良さそうでリーズナブルな価格帯でした。
牛肉をいくつか買ったので、食べるの楽しみ。

ほかの商品の一般の価格帯は、通常のスーパーと同じくらいの印象です。
いったいどれくらい安いのかあまりピンときませんでした。

ただ会員になると別の話で、
リワードとしていろんな特典や割引を用意しています。

私も早速会員になりましたが、テキストメッセージで”JOIN”って打つだけ。
会員カードのようなものは、スマホを見せるだけ
会員登録も利用方法も、超シンプルで簡単です。

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ヨーロッパスタイルのパンがズラ〜と並んでいます。

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ベーグルやプレッツェルもこの通り。

(以前日本からスーパーの視察で来られた方が
「アメリカのスーパーは、商品が全部客側に向けられている工夫がされている」とおっしゃっていましたが
ここもまさにその通りですね)

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365の1階は、ミニ・フードコートになっています。

その中で私が気になったのは、この2つ。
Next Level Burger (ネクストレベルバーガー)
ベジタリアンのハンバーガーです。
初めて食べたけど、味はおいしくて食べ応えがあり
満足度は高かったです。

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もう一つは、奥のコーナー「The Pour Authority Bar」。
コンセプトは自分で勝手に注げるバーカウンター。
お店の雰囲気はフードコートのような感じです。

この店のシステムは、カード(無料)にチャージして、自分でビールやワインを注ぎに行きます。
一人につき1回の利用は、2時間まで、2杯まで、という制限つき。

英語で、drink moderatelyとか、drink sociallyとかって言うんですが
つまり、ここはバーではなくスーパーなので、
適度にアルコールを飲みんで楽しみましょう、という工夫です。

このようなタップ(蛇口)が壁にとりつけられています。
私の著書「NYのクリエイティブ地区へ 旅のヒントブック」でもいくつか紹介していますが
近年、こういうタップをお店でよく見かけるようになりました。

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365はいろんな要素が本当に新しい。まさに健康系スーパーの進化系といったところ。
「アメリカの最新」を見たい方、スーパー視察をされたい方はぜひチェックしてほしいスポットです。



2018年3月2日全国発売♪

予約、ご購入はこちらからしていただけます。







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by abekasu_ny | 2018-02-25 03:54 | | Comments(2)
春ということもあり、
最近ニューヨークで話題のデザート系の取材が続きました。

平均3時間待ちの行列ができる。NYで話題の大迫力ミルクシェーク → ことりっぷの記事

インスタでも話題。香港スタイルのエッグワッフル → TSUTAYAの記事

どちらも私が取材したときは大行列。
(私は取材なので、ラッキーなことに待たずに入れてもらいましたが)
特に前者の「Black Tap」は、朝一番に行っても3~5時間待ち。
ディズニーランドのアトラクションよりひどいです。

こちらは、個人的に食事に行った「ピータールーガーステーキ」。
分厚いTボーンステーキを食した後のお決まり
Holy Cow Hot Fudge Sundae !!!

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おそらく、サンデー(日本でいうパフェ)は、日本の方が種類もたくさんあって、おしゃれで美味しいと思います。

でもニューヨーク(というかアメリカスタイル)のサンデーの魅力は
このシェフの性格を大いに反映した、ボテッ!ドボッの投入感、盛りつけ感!

(昔パリで食べたAmorinoのバラの形のアイスも
それはそれは美しかったのに
支店がニューヨークにオープンして行ってみたら
変形したバラのアイスが出てきてがっかりした記憶も...)

全然見た目の美しさを気にしないいい加減さ(笑)
でも味はサイコ〜!

最近血糖値が上がりっ放しのような気がするので、気をつけます(笑)





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by abekasu_ny | 2016-05-08 01:45 | | Comments(0)
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昨年からNo TIPの動き

チップといえば、日本から旅行でアメリカに来た際
日本との違いを感じる最初の身近なことではないでしょうか。

そもそも、チップというのは満足いくサービスの対価として
合計額の15~20%前後をサーブしてくれた人に支払うもの。
飲食業やサービス業の方にとって、このチップが収入源となっているため
よく旅行者がチップを置き忘れた(もしくは少な過ぎて)会計が終わって出て行ったら
追いかけられた、、、なんていう話をたまに聞きます。

そして、サービスを提供する側もチップ制度に慣れているため
あくまでも一部の方(店)ですが、
レシートにすでにチップが含まれて請求されたり
(サービスもそこそこなのに)チップをまるで当然のものであるかのように
要求する風潮にもなりつつある
のは否めません。

(だから旅行者の皆さん、レシートはきちんとチェックしましょうね)

それらに疑問を呈して、昨年頃から
レストラン業界で、No Tip制を導入するお店がちらほらあらわれはじめました。

日系の居酒屋やレストランでも、ノーチップを導入し始めたところがあるくらいです。
(こういう場合、たいていメニューの単価が上げられている。。。)

先日お食事をしたフレンチ&ニューアメリカン「The Modern」もそのうちの一つ。
ウェブサイトにも、テーブルで見るメニューにも、
「non-tipping restaurant. Hospitality Included. 」と、ちゃんと書かれてあります。

でないと、習慣でチップ払う人いるでしょうからね。。。
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春らしい繊細なメニューが並びました。
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MoMAの中庭に面していて、レストランから目に入る景色もきれいです。

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チップが不要なのに、サービスはさすが、ザ・モダン
素晴らしいホスピタリティー(おもてなし)でした。

ちなみにここは、ニューヨークで人気のレストランを多く擁する
Union Square Hospitality Groupっていう会社が親元で
この会社こそが、ニューヨークの「チップ不要文化」を広げつつあります。

昨年一部のお店で始めた試みも、今年4月からは別のお店でも拡大し
徐々に増やしており、今後もチップなしのお店が増えていくことでしょう。


帰りに見かけた広告

お食事の帰りがけ、地下鉄に乗ろうとして
駅構内で、大きく目立っていた広告。

THINX.

なんか聞き覚えがあるな〜と思ったら、
以前インタビューした、ハーフジャパニーズのミキちゃん&ラダちゃんたちの下着ブランドじゃないか!

以前の記事

ずいぶん見ない間に、こんな広告出せるぐらいになって、凄い、尊敬!
ちょっとした感動でした。

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by abekasu_ny | 2016-05-01 05:11 | | Comments(0)

もったいない文化がないこの国で最近起こっていること

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ホームパーティーをするときは、大量の使い捨て食器や紙コップが当たり前。
この国はなんて消費の国だろう。
1990年に最初にここに来てホームステイをしたときに感じた、アメリカの印象の一つでした。

アメリカでは、昔から「もったいない」という言葉があまり聞かれませんでした。

この国は戦争で負けたこともなければ
食糧難になったこともないので、もったいない文化がなかったのは当然といえば当然かもしれません。
(実は、WW2中はかなりの節約モードだったらしいですけどね)

年齢層にもよると思いますが、若いジェネレーションの一部は
食べ物を捨てることに何のためらいもないようで。

理由は「だって、ここは世界一豊かな国アメリカだから〜♪」なんて、豪語する若者の存在も。
世界一豊かが真実かどうかはさておき。。。

(そんなおばかなことを言うのは、さすがにまだ親のすねをかじってるような若い人だけだと信じたいですが…)

そんなアメリカという消費国において
近年問題視されているのは、「食物廃棄」。

新しいスタートアップを中心に、全米でムーブメントが起こっています。

それは…

「Zero Waste」(廃棄0)


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ファーマーズマーケットで見つけた、
見た目は悪いけど味はおいしいオーガニック野菜。

毎月連載記事を書いているTSUTAYAのウェブサイトに、廃棄0のテーマで寄稿しました。
よろしければご覧ください。

→ 記事を読む





…とここまで書いておきながら
レストランで食べきれなかった食べ物は「お持ち帰り」が当たり前なので
(逆にもったいない国の代表・日本は、持ち帰らないのが普通ですし)
浪費の国と決めつけるのもよくないですね。








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by abekasu_ny | 2016-04-19 09:53 | | Comments(0)

在NY16年目。日米でのエディター&ライター歴20年。 大きなアメリカ人の中に埋もれないよう、小粒ながら日々がんばっています!


by Kasumi Abe