感動をくれた日本人 Part. 1
2008年 03月 25日
先週、断筆(断ブログ)宣言をしたばかりの私ですが、もう新しい記事書いてるし!!
というツッコミはなしでお願いします(笑)
先週は日本からいらっしゃった方々に、たくさんの感動をいただきました。
まずは何といっても、地元のラーメン屋「一風堂」がNYにオープンし、
あの懐かしい味を堪能できたこと(本格営業は今月末から)。
河原成美社長はリーダーとしてもとても魅力的な方で、
「この方なら、NYに新しい食文化を作ってくれるだろうな」って、直感でピンときました。
またその詳しい話は別の機会に。
感動をくれた2組目の日本人は、
映画『特攻』(Wings Of Defeat)の上映会にご出演するために、
はるばる日本からいらっしゃった、元・特攻隊員のおじいちゃん2人。
この映画は、ニューヨークで生まれ育った日系人、モリモト・リサさんが、
日本生まれのアメリカ人、リンダさんをプロデューサーに迎えて作ったドキュメンタリーもので、
出撃はしたものの、運良く生き残った神風特攻隊員に
当時を振り返ってもらい、平和を訴えるというもの。
アメリカ人客で溢れかえった会場では、上映中すすり泣く姿も。
映画の詳しい内容はここでは割愛しますが、
今の日本の発展は、国のために自分の人生を犠牲にした元日本兵のもとにあると、
改めて思わせてくれた映画でした。
そして、特に印象的だった元特攻隊員の言葉を一つ上げるなら、
原爆が落ちた直後の話。
「本来は思ってはいけないのだけど、あの時の正直な気持ちは、
『これで自分が死ななくて済む』ということだった」と。
逃げ場がない「明日は我が身」の極限状態の中で、
少しでも「生きたい」と願っていた一人の人間としての、正直な気持ちだったのでしょう。
改めて、命の大切さ、尊さを考えさせられました。
そして上映後は、実際に映画の中でも出てきた特攻隊員の2人のおじいちゃんと、
空母の乗組員で同じく生き延びた元アメリカ兵という、
一時は敵同士だった3人が、仲良く手を取り合って登場!
神風とテロとの違いや、世界平和のために、これまで家族でさえ話したことのなかった過去の話を、
この映画で話そうと思ったいきさつなど、語ってくれました。
トーク終了後は、スタンディングオーベーションの嵐。
元特攻隊員のおじいちゃんらはお客さんに次々と握手や写真を求められていました。
私もお声をかけさせてもらいましたが、その手は、小さくて、軟らかくて、あたたかかった。
このおじいちゃんたちにはこれからも長生きしていただき、
貴重な語り部としてご活躍いただきたいです。
それから、リサさん&リンダさんによると、
この映画上映に興味のある教育関係者、知識人を募集中だそうです。
とてもいい映画です。ご興味のある方はお知らせください。よろしくお願いします。
私に先週感動を与えてくれた、3組目の日本人はまた近いうちに書きます。
※スパムメール対策として、
コメントをいただく際のお名前は、「日本語」もしくは「全角英数字」のみの表記で
お願い致します。(exciteブログをお持ちの方は、半角英数字でも大丈夫です)
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というツッコミはなしでお願いします(笑)
先週は日本からいらっしゃった方々に、たくさんの感動をいただきました。
まずは何といっても、地元のラーメン屋「一風堂」がNYにオープンし、
あの懐かしい味を堪能できたこと(本格営業は今月末から)。
河原成美社長はリーダーとしてもとても魅力的な方で、
「この方なら、NYに新しい食文化を作ってくれるだろうな」って、直感でピンときました。
またその詳しい話は別の機会に。
感動をくれた2組目の日本人は、
映画『特攻』(Wings Of Defeat)の上映会にご出演するために、
はるばる日本からいらっしゃった、元・特攻隊員のおじいちゃん2人。
この映画は、ニューヨークで生まれ育った日系人、モリモト・リサさんが、
日本生まれのアメリカ人、リンダさんをプロデューサーに迎えて作ったドキュメンタリーもので、
出撃はしたものの、運良く生き残った神風特攻隊員に
当時を振り返ってもらい、平和を訴えるというもの。
アメリカ人客で溢れかえった会場では、上映中すすり泣く姿も。
映画の詳しい内容はここでは割愛しますが、
今の日本の発展は、国のために自分の人生を犠牲にした元日本兵のもとにあると、
改めて思わせてくれた映画でした。
そして、特に印象的だった元特攻隊員の言葉を一つ上げるなら、
原爆が落ちた直後の話。
「本来は思ってはいけないのだけど、あの時の正直な気持ちは、
『これで自分が死ななくて済む』ということだった」と。
逃げ場がない「明日は我が身」の極限状態の中で、
少しでも「生きたい」と願っていた一人の人間としての、正直な気持ちだったのでしょう。
改めて、命の大切さ、尊さを考えさせられました。
そして上映後は、実際に映画の中でも出てきた特攻隊員の2人のおじいちゃんと、
空母の乗組員で同じく生き延びた元アメリカ兵という、
一時は敵同士だった3人が、仲良く手を取り合って登場!
神風とテロとの違いや、世界平和のために、これまで家族でさえ話したことのなかった過去の話を、
この映画で話そうと思ったいきさつなど、語ってくれました。
トーク終了後は、スタンディングオーベーションの嵐。
元特攻隊員のおじいちゃんらはお客さんに次々と握手や写真を求められていました。
私もお声をかけさせてもらいましたが、その手は、小さくて、軟らかくて、あたたかかった。
このおじいちゃんたちにはこれからも長生きしていただき、
貴重な語り部としてご活躍いただきたいです。
それから、リサさん&リンダさんによると、
この映画上映に興味のある教育関係者、知識人を募集中だそうです。
とてもいい映画です。ご興味のある方はお知らせください。よろしくお願いします。
私に先週感動を与えてくれた、3組目の日本人はまた近いうちに書きます。
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コメントをいただく際のお名前は、「日本語」もしくは「全角英数字」のみの表記で
お願い致します。(exciteブログをお持ちの方は、半角英数字でも大丈夫です)
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banban0501 at 2008-03-25 23:43
すごいですね~ 元特攻隊の生き残りの方と もとアメリカ兵が 握手だなんて・・・こんな日が くるって きっとその当時は 思いもしなかったことですよね 白州次郎とゆう吉田茂の腹心だった人が 日本が神風特攻隊を発表したときに 「なんて 馬鹿なことを!」と 叫んだそうです いつまでも この馬鹿げた行き過ぎた行為を忘れてはいけないのだな・・とおもいますね 断筆宣言など されたとは おもっていませんから これからも NYの面白い話題提供 ぜひぜひお願いしますね!それにしても ラーメン店は 絶対に成功すると おもいませんか?日本人が大好きなものは 世界で通じると思うのですが・・・・
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abekasu_ny at 2008-03-29 09:10
banbanさん
「非国民」って言われるから、誰も声に出して言えなかったけど、心の奥でそう思っていた人はほとんどだったのではないでしょうか?
映画の中でも、本当は降伏をしてほしかったから、こんな無謀な作戦をあえて取ったというようなことが言われていました。
「非国民」って言われるから、誰も声に出して言えなかったけど、心の奥でそう思っていた人はほとんどだったのではないでしょうか?
映画の中でも、本当は降伏をしてほしかったから、こんな無謀な作戦をあえて取ったというようなことが言われていました。
Commented
by
abekasu_ny at 2008-03-29 09:11
Commented
by
abekasu
at 2008-03-31 02:12
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by abekasu_ny
| 2008-03-25 09:57
| NYやアメリカ人についてあれこれ
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Comments(6)