ニューヨーカーにお弁当のおいしさを紹介する日本人、BentOnの古川徹さん

f0063659_09361477.jpg

前回紹介した、ここ5年ほどキテるエリア、LIC(ロングアイランドシティ)。
この街に2015年から本社兼弁当工場を置く日本の会社があります。

その名も、BentOn(ベントオン)
私が以前新聞社で働いていたとき(ノーマッドおよびイーストビレッジ時代)、オフィスに毎日、直接売りに来てくれて、本当にいつもお世話になっていました。

退職後に働いたIT企業でも、場所がウォール街のフルトンストリートだったので
今度はすぐ近くにBentOnの店舗が!ここもほぼ毎日通いました。

お弁当は日系、洋食系、中華系、お蕎麦、牛丼、タイ系などとバラエティ豊か(4メニュー)で
とにかく毎日食べても飽きない、おいしい!!


こちらが、以前からお世話になっている社長の古川徹(とおる)さんです。

f0063659_09365366.jpg
「弁当をすべての人に」がテーマ。



古川さんが創業したのは2006年のこと。

もともと、ご実家も東京の葛飾区のお弁当屋さん(あづま弁当)で
小さいときは、弁当工場で遊んでいたというほど、これまでずっと「弁当人生」を歩んでこられています。

f0063659_09365354.jpg
ケータリング用のいなり(この日は金曜の午後で、弁当作りは完了していました)

f0063659_09365332.jpg
従業員は約50人。
おそらくここで働くまで「弁当」を知らなかったであろう、各国出身のスタッフが働く弁当工場。
勤続年10年以上のベテランさんも多い。


古川さんがニューヨークに来たきっかけ、
初めて聞いたけど、おもしろかったです。

ある日テレビで、ニューヨークで弁当屋をしている中国人のおじさんを観てその方に手紙を書いたんですって。
そしたら会ってくれるというので、1週間後にはニューヨーク行きの飛行機に乗っていたそう。
それで会ったら意気投合して、「うちの弁当屋を買うか?」と言われ、
2006年に事業をスタートしたのだそうです(当時の社名は、富士ケータリング)。

ニューヨーカーに弁当文化を紹介する男の「運命」ですね。
もう日系の枠超えて、グイグイ勢い、すごいんです。

私も個人的に、古川さんのこと10年ぐらい存じています。
日本語新聞で営業をしていたときに、私のクライアントさんでした。
編集として、なんども取材させてもらったり...。


f0063659_09365363.jpg
工場を作るときに導入した、急速冷凍庫。食べ物が15分で冷凍できるそう。

f0063659_09365388.jpg

以前はほぼ100%日本人のお客さんだったけど
今は日本人駐在員が少なくなっているのも影響して、
65%が米系向けだそうです。

ここ数年でニューヨーカーにもBentoは知られるようになって
特に忙しいビジネスマンが手軽に食べる「ファストファインフード」として受け入れられているんですって。

確かにウォール街のお店も、行くと近隣のビジネスマンがお弁当バンバン買ってました。

現在はウォール街のみならず、ミッドタウンにもお店があります。
そして鹿児島の麺屋二郎ラーメンと業務提携し、ラーメンもてがける3店舗目を来年春ぐらいにオープンする構想もあるそうです。

ラーメンはニューヨークではすっかり大人気なので、これまたさらに楽しみ〜。

f0063659_09365356.jpg
「黒字」へのこだわりから、
店舗探しで黒の外観を見たとき「ここだ!」と直感で購入を決めた本社兼工場。


「アマゾンのHQ2がオープンしたら、ぜひ弁当をランチで入れたいです」と古川社長。
そのほかにも「あれしたいんだよね」「これしたいんだよね」って
いろいろ夢を語っていただきました。

古川さんにコメントをいただいた、LICのYahoo記事もよろしければお読みください。



2018年3月全国発売
古くて新しいブルックリンの「今」。がわかる1冊


ブルックリン ガイドブック


by abekasu_ny | 2018-11-26 05:28 | | Comments(0)

日々のアレコレ、出会い、取材こぼれ話まで。在NY17年目。日米でのエディター&ライター歴20年。 大きなアメリカ人の中に埋もれないよう、小粒ながら日々がんばっています!


by Kasumi Abe
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る