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【思うこと】NYでの救命装置講習&女性に土俵から降りるように促した大相撲

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そう言えばこれね、CPR (Cardio-Pulmonary Resuscitation)と呼ばれる救命措置(心臓マッサージ)講習が、つい1週間前に行われて、私も受けてきたところだったんです。

ニューヨークではこのような講習が一般開放で行われています。

私も初めて参加したのですが、心臓マッサージは初めての体験で、とてもタメになりました。必要とされる場面はなかなか起きないですけど、それでも、いざという時のためのものですから、このような講習が「無料」で受けられるのはとてもありがたいこと。

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NYC消防局が主催「011 CPR プログラム」の一環です。


心臓マッサージって一定のリズムが大切で、早すぎても遅すぎてもよくないのです。
アメリカらしい教え方だなぁと思ったのは、ビージーズのステイン・アライヴ(Stayin' Alive)がちょうどよいリズムらしく
その音楽をガンガンかけながら、みんなノリノリでやってました。

講師曰く、「実際に必要になったときも、ステイン・アライヴを歌いながらやってみてね」とのこと(苦笑)。

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さて、日本の大相撲で、救命措置で土俵に上がった女性が、場内放送で降りるように促され、問題になっています。
さらには、その後、土俵に大量の塩が撒かれた、ということです。

私は大学生のころ(ちょうど若貴ブームのころ)大相撲の大ファンで、よく九州場所やら巡業やら、友達と一緒に追っかけしていました(私が好きだったのは若貴ではなく旭道山!)

しかし最近、暴行事件とか降格とか、
「神聖であるはずの大相撲」の伝統を汚すようなニュースばかりでうんざりだったのです。
そしてさらに唖然とした、今回のニュース。

伝統や歴史は日本の素晴らしさの一つです。しかし時は2018年。
こんな女性差別がまだ起こるのが、日本だよなぁ、
これでは真の意味の先進国入りは無理だよなぁ、と思いました。

もう一つ感じたのは、
「人としての常識」を正しく判断できない大人が、大相撲という世界で働いているんだなぁ、ということでした。

問題のアナウンスは、場内の観客から出た「女性を土俵にあげていいのか」という声に慌てて反応したものだそう。
しかし、「人としての常識」を持ち、混乱した状況の中でも正しく判断できる力があれば、あのようなアナウンスには至らなかったでしょう。

「女性差別だから」「大問題になっているから」「大相撲の危機だから」アナウンスを撤回するのでは意味がないのです。
人として大切なことを判断できる能力が問われているんだと思います。


暗い話ばかりでいやですね。最後はこちらで気分を盛り上げてください🎶
ビージーズのステイン・アライヴ(Stayin' Alive




2018年3月2日全国発売
古くて新しいブルックリンの「今」。がわかる1冊



Commented at 2018-04-06 01:11
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by banban0501 at 2018-04-06 09:52
娘が まだ小学一年の時に春場所を大阪で見る機会があって
終わってから土俵に近づき お兄ちゃんの息子が土俵の一番端を
手で触ったので 娘も 触ったら 女の子は触っちゃダメと
お掃除していた行司の卵の人に
えらく怒られ 娘が泣き出した嫌な思い出があります

娘もその事は 今も忘れられなくて
今回の騒動で またまた怒っています

親世代の人間は古い考えが まだ残っていて
娘に触らせてしまった私がその時反省しつつ
こんな小さい子を あんなに怒らなくても!という気持ちも
今だにあるのです

本当に 伝統という名のもとで行われる
女人禁制のお山とか 今だにある現実

なんでって 思う気持ちと伝統という言葉に
負けてしまう自分がいますよ

今回の件 女医とか 看護師とかは重要でなく
緊急時であっても 伝統の方が気になる熱心な相撲ファンの
観客もいるから起きた事件だとも思います
Commented by abekasu_ny at 2018-04-09 01:14
お嬢さんは何も知らずに触ったのだろうから、もっと優しく諭せばいいものの、子供のころの嫌な記憶って、大人になっても覚えているものなんですよね。あぁいう古い伝統の世界っていうのは、浮世離れしたところがあって、あのような世界に長くいると「人としての常識」が歪んでいくんでしょうね。しかし、市長さん、あの女性のおかげで助かって本当によかった。
by abekasu_ny | 2018-04-06 01:07 | 日々のつぶやき | Comments(3)

日々のアレコレ、出会い、取材こぼれ話まで。在NY17年目。日米でのエディター&ライター歴20年。 大きなアメリカ人の中に埋もれないよう、小粒ながら日々がんばっています!


by Kasumi Abe
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