ブラボー! 渡辺謙@ブロードウェイ

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昨年行き逃してしまいましたが、
渡辺謙さんが3月17日より再び『王様と私』で主役を演じるということで
今回やっと行けました。

公演前にガンが発覚し、中止かと心配しましたが
何とか完治されての登場です。

ブロードウェー観劇で一番良い曜日、火曜日を狙ってチケットを購入。
前回は昨年秋のSpring Awakening以来の観劇です。

約1000人収容の会場は満席で、ほとんどがアメリカ人のようでした
(アメリカ人ではないかもだけど要は日本人ではない)

開演前から、周りの人が
「彼はラストサムライの人よ」と渡辺謙さんのことを話していました。
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4つのトニー賞を受賞した『King and I』


そして、開演。
ドキドキ。。。


もうね、渡辺謙さん、パーフェクト過ぎます。
演技、オーラ、英語すべて完璧。
(ダンスと歌も、あの年齢を考えると素晴らしい)

日本人でブロードウェーに出られる人はいると思うのですが
主役を取れる人が、トニー賞の主演男優賞にノミネートされる人が何人いるでしょうか?
彼はやはり、日本が誇る世界に通じる大スターだと、白熱した演技を前にそう感じました。

もちろん英語に訛はあって、 昨年の開演当初は、英語が聞き取れないと
ニューヨークタイムズが報道していましたが
十分通じていましたよ。

そもそもタイの王様で、イギリスから英語講師を迎えるいう設定だし
アクセントは問題なし(脚本と彼の表現で、大爆笑を誘うこと数回!)。

なんかね、知り合いでも日本から出張に来て、通訳つけない人がたまにいらっしゃるんですよ。
英語はそこまでしゃべれないのに、です。
理由は、「自分の業界の説明は英語でできる。質問されることもだいたい同じなので、英語で返答できる」とのこと。
いや、その度胸がすごいと思います。

渡辺謙さんも英語の台本を完璧に覚え、アメリカ人に伝わりやすいように相当トレーニングされたんだと思います。
本当にすばらしい。
もちろん公演後は、渡辺謙さんともう1人の主役ケリー・オハラさんで
スタンディングオベーションがわき起こりました。

公演中の写真はここからご覧いただけます。



どのように主役が決まったのか?

さて、どうやって渡辺謙さんがブロードウェーの主役を掴んだのか
気になったので、公演後に調べてみました。

演出家のパートレット・シャーさんがニューヨークタイムズで語った情報によると
映画『硫黄島からの手紙』で謙さんの演技に感銘を受け、そのときに王様はこの人だとピンときたそうです。

その後、シャーさんがカナダで映画『ゴジラ』を撮影していた謙さんのもとを訪れ、直談判したそう。
謙さんは、「出演作品は、自分の心の針が振れるかどうかで素直に選ぶ」というのがポリシーだそうで
快諾し、出演が決まったそうな。

この“自分の心の針が振れるものを素直に選ぶ”っていいですね。

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Vivian Beaumont Theater




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Commented by banban0501 at 2016-03-27 12:25
渡辺謙さんのハリウッド進出
日本でも 大きな話題になって
昨年は特番もありました

彼がいかに 英語克服に努力したか
奥様の励ましとか

二度目の公演も 病を押して

天と地の撮影のときには白血病と闘い
今回も癌との闘いの中で
世界に通じるエンターテーメントを目指してすごいですね

その報告 ブログでアップしてくださり感謝です
Commented by abekasu_ny at 2016-03-27 23:38
コメントありがとうございます。
気になっていくつか、上演前の秘話みたいなものをYoutubeで見ることができました。
by abekasu_ny | 2016-03-27 05:45 | 今日の感動 | Comments(2)

在NY16年目。日米でのエディター&ライター歴20年。 大きなアメリカ人の中に埋もれないよう、小粒ながら日々がんばっています!


by Kasumi Abe