YES! 目の前にオノ・ヨーコさんが

オノ・ヨーコさんが、突然私の目の前に現れました。
あれだけ会いたかった方が突然現れ、一瞬目が合い、そしてにこやかにゆっくりと横切っていかれました。
これホントの話です。

小野洋子さんといえば、私がニューヨークに来るときに、一番会いたいと思った方です!
彼女の方から現れてくれるとは誰が想像できましょうか。

場所は、MoMa(近代美術館)の「Yoko Ono One Woman Show 1960-1971」。
時は、その展示会の最終日だった今日。

f0063659_1141366.jpg

f0063659_11372767.png
最終日の閉館30分前の午後5時ごろのことです。
まぁまぁ人が入っていました。

展示を半分ぐらい見終わって
「To See The Sky」という、螺旋階段を上がって空を見るという作品で順番を待っているときでした。
一瞬「あれ?向こうから静かな集団が来たな」と、思った瞬間
先頭にオノヨーコさんがいたのです!!
そして、私たちは目が合ったというわけです。

そのとき、彼女は微笑みながら「あら!」という表情をした
(ような気がした。直感で、私のことを日本人と分かったと勝手に思っています)ので、
私はその控え目で温かみのある表情に対して、
無意識に手を振って応えていました。
(後になって、彼女は日本人で巨匠で目上の方なのだから
お辞儀をして敬意を表すべきだったのではと1人反省…)

その後、彼女は関係者2〜3人と作品を見ながら、ゆっくりとギャラリーを周り
写真を撮られたり
何人かの人に話しかけれたりしていましたが
来場者はマナーがあり大きな混乱もなく、その「集団」は大きくなりながらも静かに移動。

f0063659_1139108.png
ギャラリーを出ていよいよエレベーターに向かうオノ・ヨーコさん。
誰かが話しかけ終わった後に再び歩き出したご一行に向かって
「小野さん!」と日本語で声をかけました。

海外で日本人アーティストに日本語で声をかけると振り向いてもらいやすいと
以前お会いした草間彌生さんのときに実感したので。

「千載一遇のチャンスを失うな」と、瞬時に思いました。
でも周りに人がうじゃうじゃいたので、お声がけはあくまでも控え目に。

私の声はかろうじて届き、3回目で振り返ってもらえました。
「ずっとファンなんです。私も日本人です。もしよければ握手していただけませんか?」と日本語で尋ねると、
か細く優しい声で「What did you say?」と聞き返されましたが(笑)
何とか通じたようで握手をしてもらえました!
(最近の彼女は、すべてが英語の生活なのでしょう)

その手は、甲の横幅が細めで、ほどよい厚みがあり
やわらか〜い握手でした。
まさかこんな近くで会えて、しかも握手まで!
なんてラッキーが突然舞い込むんだろう〜!!!

日本にいた頃数えきれないほど有名人に会ったけど
握手や記念撮影をお願いしたことは一度たりともありません(仕事だったしね)。
でもそれぐらい、オノヨーコさんというのは私にとって"特別な"存在なのです
おかげで閉館まで興奮して、集中して作品が見れませんでした。


この経験を通して感じたこと

このサプライズな出来事は、私にあることを思い出させてくれました。
日々の生活の中、どんなにがんばっても、がむしゃらにやってもドアが開かないことがあるけど
向こうから来るものもある、ということ。

だからどうにも開かないドアをこじ開けることにエネルギーを使わない。
そして起こること、向こうからやってくることは奇跡に近いから
それら一つひとつの事象にどんな意味があるのかに注目して、チャンスになるものは感謝して生かさないとね。

そしてもう一つ。
不思議だったのは、今日私がここに来たこと。
これは計画されていなかったことで、昨日急に決まったことなのです、実は。

展示が始まった5月ごろはまだまだ先が長いからそのうち行こうと思っていたのですが
そういや、「Yoko Ono展」は9月上旬ぐらいまでだったよなと、
昨日”ふと”思い出し、インターネットで調べたら、何と明日までと分かったのです。
先日の撮影のエピソードもそうだけど、最近日にちの直感も研ぎすまされてきてるなと感じます。

そして、ちょっとでもやりたいと閃いたことを実行に移すと
ついてる
ことが多い!

これは、ちょっと行きたいな、でも計画が面倒だな、と思っているあの地に
長期でお休みが取れる来月、行ったほうがいいのかもしれません!

以下今日の思い出の写真
f0063659_11385364.png
f0063659_11392911.png
f0063659_11394415.png
YES! ジョンとヨーコがロンドンで出会ったきっかけの「天井の絵 Ceiling Painting (YES Painting)」


以前書いたオノ・ヨーコ関連記事








[PR]
Commented by banban0501 at 2015-09-08 14:15
草間さんの記事も拝見です

彼女の個展を偶然に大阪の美術館でみことがあります
その頃は こんなに有名じゃなくて・・・

海外からの印象派の作品展が開催されていたのを見るのが目的で
ついでにって感じでした

小野洋子さんとか 草間さんとか 海外で
熱烈な評価をうける女性アーティスト がいるということが
なんか うれしいですね
Commented by abekasu_ny at 2015-09-08 23:23
大阪で見られたのは小野洋子さんの作品でしょうか?
お二人はほぼ同時期に日本を代表したアーティストだと思うので、まだ健在でこうやってバリバリ活動されていてすごいなと思います!
Commented at 2015-09-09 05:56
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by abekasu_ny | 2015-09-08 12:07 | 今日の感動 | Comments(3)

在NY16年目。日米でのエディター&ライター歴20年。 大きなアメリカ人の中に埋もれないよう、小粒ながら日々がんばっています!


by Kasumi Abe