チャイナタウンで働く日本人女性、Yさん(3)

(前回からのつづき)

さて、チャイナタウンの密室で、
私はMarilynさんとグラマーな女性の2人に、小汚いソファで囲まれて、ちょこんと座っていた。

ここでチャイニーズマフィアに襲われたら
私は根こそぎ剥がされて、遺体も永遠に発見されずに「日本人女性、チャイナタウンで行方不明」な~んて、
新聞に載ったりするんだろうな。。。
ま、そんな持ち金もないので、私を襲っても何のメリットもないんだけど(笑)

Marilynさんはグラマーな女性を指しながら、
「彼女は中国生まれのYukiさんよ」と言った。
そしたら、先ほどまで、一言も発しなかったそのグラマー女性は
日本語で、「私たち、広告したいんです…」と言葉を発した。

疑問&驚き(4)
Yukiさん、日本人じゃ、あ~りません!!

私はそこらへんのアメリカ人ではないので、98%の確率で、日本人、韓国人、中国人の見分けがつく。
そのYukiさんと名乗る女性は、顔つきもそうだし、化粧の仕方、髪型、すべてにおいて
日本人女性の要素が一つも入っていない。
日本語にアクセントが少し残っているし、彼女が「日本人ではない」のは明らかだった。

しかし、彼女たちはお客さん候補。
「いやいや、あなたは日本人ではないですね」と言えるはずもなく、
引き続き、話を聞いた。

私の疑問(5)
日本語を話せるのなら、なぜ
まるで英語すら話せないように、これまでゼスチャーだけで私と接したのか?


まったく英語ができないと思い込んでいた私は、
この20分、試されていたようで、なんだか嫌な気分になった。

2人は本当に広告に興味津々で、今すぐにでも始めたいということだった。
広告を作るにあたって、まずどんなサービスがあって、どのような客層にPRしたいか
何をゴールとしているのかと、いくつか質問してみた。

ドアに「acupuncture」という看板があったので
Body workではなくて、鍼治療をしているのかと思ったら、
今は鍼は一切しておらず、マッサージのみとのこと。

疑問(6)
壁にかかった、3枚のライセンスのうち2枚は鍼治療のもの。一体何の意味があるのか?

2人は、別の新聞に出している広告を私に見せながら、
新しい広告の写真も、男性にマッサージしているアジアの若い女性の写真を使いたいと言った。

「女性にはマッサージしていないの?うちでは男性限定の広告は出せないんですよ」と言うと
「う~ん、女性もしてなくはないけど、、、一応男性が対象なのよ」と言う。

ここでピンときた!
なるほど、今までの疑問がすべてメイクセンスだ。

ここは、男性専用マッサージ店だったのだ。

(つづく)

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by abekasu_ny | 2010-06-14 12:25 | NYとアメリカ人 | Comments(0)

在NY16年目。日米でのエディター&ライター歴20年。 大きなアメリカ人の中に埋もれないよう、小粒ながら日々がんばっています!


by Kasumi Abe