《ニューヨーク直行便 》日々のアレコレ、出会い、取材こぼれ話 ... Since 2005

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カテゴリ:ビザ&グリーンカード( 4 )


2015年 12月 13日

グリーンカードがあるのに帰国する日本人

昔、こんな記事書きました。
夢のグリーンカードと、日本人

日本人、帰るんだよね。。。グリーンカード(GC)があっても。

あのパフォーマーの蛯名健一さんも、グリーンカードが取れたのに
それから割とすぐにご家族で永久帰国しました。
でも彼が、アメリカで、そして世界で有名になったのは、その後からです。


最近もある方(GCホルダー)とお話していて
その方が来年春ごろ永久帰国することに決めた、いう話を直接聞いて驚いたところ。

その方は奥さまも日本人。
2003年に渡米し、数年後にはGCが取れたというラッキーなパターンでした。

きちんと仕事に就いて、アパートも既に購入し
この地に根をはってがんばっているご夫婦だったから
「なぜ??」って聞いちゃった。

そしたら、奥さまが日本で就職が決まったと。
それに伴って一緒に帰ると(彼の就職活動はこれから)

「帰国しても数年以内にこっちに戻って来たいと思うかもしれないから、
GCは破棄せず、とりあえず保留にしたら?」と言うと、
「いや、それはない」と。

ご夫婦の「完全帰国」への意志は相当固いようです。

こういうパターンって、要はアメリカで相当やり尽くしたんでしょう。
だから未練もないってことなんでしょうね。

在米13年になる私はこれまでGCを取れるチャンスが2度ほどあったものの
高額の弁護士費用を払ってまでGCを取る必要性が仕事上なかったので、
ビザのままここまできました。

でも昨年、ビザ取得時に困ったことが13年目にして初めて起こり
喉から手が出るほど、 「GCにしときゃ良かった!」と本気で後悔し
今現在も、GCが欲しいっちゃあ欲しい、が本音ですが
でも、今のビザで少なくともあと数年はこちらで自分が希望する仕事をさせてもらえるわけだし
まぁ、GCなくてもラッキーだよなぁ、、と思います。

GC取得が目標になって、取れた瞬間日本に永久帰国した人を何人も見てきたから
取ること自体が目標にならないようにしなければ。
大切なのは、「今、ここ」ですからね。


そして

手にしてないものは、今の自分に必要ないもの。

ですね。



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by abekasu_ny | 2015-12-13 04:24 | ビザ&グリーンカード | Comments(2)
2014年 10月 06日

ビザ取得の道(2)

在米12年以上になるが、今回ほど「ビザ」について真剣に考えたことがなかった。

これまで、学生ビザや労働ビザ、そのほか特殊なビザなど、3種類のビザを5回にわたって難なく取得できているが
今考えるとそれは、すごーくラッキーだったということがよく分かった。

前の職場では、労働ビザ(H1-B)が取得できずに、仕事のオファーがあるにも関わらず
泣く泣く帰国して行った同僚をたくさん見てきたし
周囲の話でも、ビザの切り替えで日本に戻ったのにアメリカ大使館からビザ発行を拒否され、
(そうなるとESTAも取れなくなるので)
結局アメリカに戻って来れなくなってしまった人が何人もいるとのこと。
(そのような場合、アパートは荷物は家族や友人らに頼んで、片付けてもらうらしい。。。ひぇ〜)
「ビザが年々厳しくなってきている」というのは事実だ。今回身を以て実感した。

思えば、私が一番最初のビザ(学生)を取得した2002年は、テロの翌日で
まだビザ取得は難しくはなかった。
在日アメリカ大使館や領事館での面接はなく、
学校からの許可証などと残高証明書を「郵送」するだけで、簡単に取得できたから。
しかも、単なる語学学校でもOK だった、気がする。

でも現在は、学生ビザでさえも面接は必須。
そして、留学の目的があいまいだと、落ちてしまうのだとか。
たとえば「英語を勉強したいから」では留学の目的には不充分となる。
なぜなら、勉強は日本でもできる。
渡米の理由や目的を、「英語をまず〜〜で学んだ上で〜〜の専門分野を大学で学び、日本に戻って自分の〜〜の職業に活かしたい」と
ここまで具体的に留学目的がなくては、なかなか降りないのだとか。

逆に言えば、そこまでの目的などが固まってさえいれば、ビザ取得は難しくないということですね。

蛇足だが、いろんなサイトに、「結婚適齢期の独身女性はビザが降りにくい」と見る。
主観的意見だと、これは当たっていないかな〜っと思います。
いかにも「アメリカに未来の旦那さん探しにいきます〜」っていう感じ丸見えなのは論外だが
20代だろうと30代だろうと、しっかりした渡米の理由や目的、そして日本に帰国する意志があって
領事を納得させることができれば、ビザ取得に年齢や性別は関係ないと思います。
日本で10年ぐらい、堅実なキャリアがあれば尚良しです!


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by abekasu_ny | 2014-10-06 01:55 | ビザ&グリーンカード | Comments(4)
2014年 09月 29日

ビザ取得の道

今回、私はビザ取得のために
2か月間仕事ができず、アパートに帰ることもできず
購入していた航空券も片道を破棄し
予定していたことがすべて狂ってしまいました。
移民弁護士費用や追加書類作成のための費用など、多額の出費がかさみ、
ニューヨークのアパートや光熱費、携帯電話などは払い続け
まったくもって非生産的な期間を、いつ終わるとも分からない不安な気持ちのまま過ごしました。

結果としては、ビザも取得でき、その後はすべてがいい方向に向かっているので
自分にこの夏ふりかかった数々の困難や試練を、単に「アンラッキー」という一言で片付けられませんが。

日本滞在中、時間はたっぷりあったので、ビザに関するリサーチをたくさんしました。
そして、ビザが保留となって日本に数ヶ月足止めになったり
却下されて、アパートや荷物があるにも関わらず戻れなくなった人がたくさんいると知りました。

そもそもビザでトラブル人というのは、意外にも
私のような、アメリカに長く住んでこちらの事情に慣れており、
ビザもこれまで問題なく取れてきている人が多いのだそうです。

私は、同じ種類のビザがこれまで2度取得できているので
今回も「当然取れるもの」と思って、気負わずにビザ面接に臨んだのですが、
領事に追加書類を提出するように指摘され
「これまでそんな書類を作ったことも提出したこともない」と返答したところ
「移民法で決まっている」の一言で片付けられてしまいました。
つまり、領事は人であり、その人の裁量に任されている部分が大きいんですよね。

これまでの事例だけを過信することなく、どんな要求が来てもうまく対処できるような「最新」の「最善策」を
信頼できる移民法弁護士やビザ代行会社と相談しながら進めるべきだと思いました。
(私はこれまで学生ビザも労働ビザも、自分でやれていたので、過信していたのが反省点)

とにかく、ビザで人生の大切な計画が変わるのはもったいないこと。
もちろんビザが取れなかったとしても、それはそれ。別の新たな道は必ず拓けると思います。
しかし、夢半ばで諦めることを余儀なくされたり、残したものがある場所に戻れなくなるのは辛いことです。
これから申請される方も、うまく事が進みますように!
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by abekasu_ny | 2014-09-29 23:49 | ビザ&グリーンカード | Comments(2)
2006年 08月 08日

夢のグリーンカードと、日本人

グリーンカードとは別名、永住権ともいわれる
アメリカに永住したい外国人にとっては夢の移民ビザです。
アメリカにいつでも自由に出入りでき、住みたいだけ住める。
そして、アメリカ人と同等に職業選択の自由を得られるなど、様々なメリットがあります。

このグリーンカード、10年以上ぐらい前までは割とすんなり取れたものなのに
今では会社がサポートで申請しても、数年待っても降りてない人の話はザラなぐらい、ヒジョ~にややこしいもの。
日本人ミュージシャンや文化人などでちょくちょくアメリカに出入りしている人は、グリーンカード保持者が多いようです。
きっとひと昔前に取ったか、文化人という特殊なケースとして認められて、
簡単にビザをおろしてもらっているんでしょうね。

有名人の特別枠や化学者など、秀でた専門分野を持っている人以外にも
アメリカ人と結婚した場合や、
大型ジャンボ宝くじみたいな、年に1度の永住権ロッタリーで当選する場合もあります。
この場合は、手に入るのに半年とかからないらしい。
なんじゃそら?

同じグリーンカードでも、半年で取れる人もいれば10年待っても降りない人がいる。
この国に住む権利を、宝くじでランダムに与える(※注)

やっぱり摩訶不思議な国ですわ~、アメリカって。

ところで、先日移民法を専門にされている弁護士のA先生に取材でお会いしたときのこと。
その方のお話は「なるほどね~」と納得することがたくさんありました。

そのA弁護士というのはニューヨークで10年以上、移民法や会社法を手掛けており
日本語が達者な方なので、日本人クライアントも多く
アメリカ在住日本人事情にとても精通した方です。

アメリカに住む日本人の特徴として、A弁護士さんがおっしゃっていたのは
グリーンカードを手に入れた多くの移民たちが
アメリカを一生の地として、何が何でも祖国に帰らないのに、
日本人の場合はどうしたことか、
その多くが、結局は永住することなく
日本に帰国している

という事実。

これはどういうことなのか?

弁護士さんが言うには、
「日本人は、アメリカ生活にただ憧れを持って
グリーンカードや他の非移民ビザがどうやったら取れるかということばかりを考えているが、
この地に根をはれないのは、なぜ住みたいかの、まず”目的”をはっきりさせていないからだ」と。

つまりアメリカに住む目的もはっきりせず、
英語も充分にしゃべれないまま、
グリーンカードが当選したからとか、
手っ取り早く別のビザがとれたからとかで、アメリカにやって来ても、
この国で十分な教育を受けたアメリカ人や
死に物狂いでやって来た他の移民らと同等に働くことは厳しいし、
ましてや成功なんてできやしないと。

”目的”とか”目標って”、普段はつい忘れがちだけど
弁護士さんのおっしゃるように、本来なら、それが先にあって然るべきなんですよね。
話をお聞きしながら、いつの間にか仕事を忘れ、聞き入ってしまった私。
普段は忘れがちな自分のNY滞在の目的や人生の目標についても、改めて考えさせられたエピソードでした。

(※注)永住権ロッタリーの資格があるのは、日本みたいにもともと移民が少ない国のみ。
永住権保持者の出身国や民族のバランスが取れるようにとの配慮からです。


さて、私は今週から夏休みで10日間ほど、ニューヨークを離れることとします。

日本もアメリカも暑いですが、夏バテにお気をつけて。みなさんも素敵な夏をお過ごしください!!


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by abekasu_ny | 2006-08-08 04:54 | ビザ&グリーンカード | Comments(2)