《ニューヨーク直行便 》日々のアレコレ、出会い、取材こぼれ話 ... Since 2005

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2006年 12月 07日

アメリカで大学教授になった日本人

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※アメリカの先生って、教壇でジッとしていないんですね。2枚目、先生がどこにいるかわかりますか?
(ちなみに1枚目のどっしりと座っているのは、出欠をとる方です)





ニューヨークにはいろんな業種でご活躍されている、有能な日本人がたくさんいますが、そういう方は教育の場にもいらっしゃるんですね。
ニューヨーク市立大学経営大学院バルーク・カレッジでマーケティングの教鞭を執る日本人教授がいると聞き、授業に参加させていただきました。

名前は高田博和教授。在米歴は28年になる方です。
14年前にカリフォリニアからニューヨークに移って以来、ずっとこの大学でマーケティングを教えられているそうです。

日本語でも難しい分野を、第二外国語でアメリカ人に教えるって、なかなか想像つきませんでしたが、
実際授業を拝見すると「日本人」「アメリカ人」とかじゃなしに、そこにはもう「教師」と「生徒」というカテゴリーだけしか存在していませんでした。

ちなみに、当然ながらどこの大学も教員の枠というのは限られています。
先生が、アメリカ人と対等に肩を並べて一握りのチャンスを掴んだのは、まぎれもなく才能と努力の結晶でしょうが、
実力さえあれば均等に外国人(日本人)にも機会を与えるアメリカの懐の深さも、改めてこの国の素晴らしさだなと思います。

そんな先生も、教師になった最初の数年はやはり苦労されたみたいです。
なんてったって、アメリカ生まれのマーケティングを、その国のネイティブに、お金をもらって教えるのですから。
それをどうやって乗り越えたかというと、彼の恩人の存在が大きいようです。
いくら失敗しても、当時の大学長に責められるどころか「No problem」と言われ、辞めるに辞められなかったんだとか。
アメリカ人はよく褒め上手なんていいますけど、その学長さんの後押しは見事なものです。だって一歩間違えば、自分が責任を問われることにもなりかねなかったのだから。

そしてやっぱり成功している人の共通点ていうのは、
いい人脈に恵まれているということと、
ピンチがチャンスというように、どんなにたいへんな境遇でも目の前の大きなハードルを自らの力で乗り越えるガッツがある
これは間違いないですね。

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↑バルーク大学って、ビジネススクールとしては全米でトップ20に入ろうかというぐらいの勢いがある、優秀な学校なんですよ。
中にはネクタイ締めたビジネスマン風の学生もいます。

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↑この日は「リーダーシップをとるため」の授業でした。
私が大学を卒業してかれこれ10年以上は経っちゃいましたが(汗)、
最近の講義って、こーんな映画館みたいな教室で、パワーポイントを使ってやってるのですねー。
しかも生徒がノート代わりに使っているのは、ノートブックPCだー。

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↑これは隣接した図書館&カンファレンスルームが入ったビル。
アメリカの大学って普通は、膨大な敷地を利用して横に伸びているものなんですが、
さすがはシティカレッジ。縦に長く伸びる様は、まるで街中のモールみたいでした。


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by abekasu_ny | 2006-12-07 13:02 | 言語・教育 | Comments(6)
Commented by carry at 2006-12-08 20:36 x
アメリカ人の友人に、シングルママのこと伝えました!”ホントにーーーー?私にはまだ信じられないわ”。と言われました。。。なので"Oh, well."と返しておきましたよ! 
経験は浅いながら、一応私もアメリカの教育を毎日見ています。よく思う事ですが、ホントにアメリカと日本の授業風景は全然違いますね〜幼稚園ではありますが、すでにとても自由です。ちなみに、私の知り合い?にも日本人でアメリカの大学教授だった人がいますよ。
Commented by abekasu_ny at 2006-12-09 00:49
Carryさんへ
アメリカ人でも、昭和生まれの私みたいな考えの人もたくさんいるので、Carryさんのお友だちが信じられないと言っているのはわかりますよ。(ちなみにどこ出身なのでしょうね)
Carryさんは、もしかして東京にあるアメリカ系の幼稚園か何かにお勤めなのでしょうか?私もNYのプリスクールに行ったりすることがたまにありますが、同じ印象を持ちます。絵でも何でも好き勝手書いても、先生はひたすら褒めますよね。いずれレポートしたい話です。
Commented by carry at 2006-12-09 10:05 x
おっと、書き忘れました。彼女は、今とても寒いであろうミネソタの出身です。NYにも少し住んだ事があるみたいですけど。。。
はい、そうです。インターナショナルスクールで働いています。ミネソタ出身の彼女が私のクラスのlead teacherです。 ホントに一日中褒めまくりです! 私は褒められて伸びるタイプなので、子供時代にもっと褒められていたら何か違ったかも!と思います。是非是非、NYのプリスクールの話し聞きたいです!!!よろしくお願いします。
Commented by abekasu_ny at 2006-12-11 02:37
東京なら、いろんな国の子どもたちが集まっているでしょうね。楽しそうな仕事ですね。
褒めるっていうのは、自尊心を育てる上でもっとも大切で効果的な行為ですね。だもんでおもしろいのは、こっちの子って子ども時代から褒め上手(笑)。子どもなのに「そのコートかわいい」などと大人の身に着けているものを褒めることがあるほどです(笑)
Commented by EMKB at 2007-01-24 07:47
お久しぶりでーす。vinoです。へへ、実は私バルークの卒業生です。このマーケティングはアメリカ人の先生で取りましたが、この日本人の先生、オフィスで見たことあります。でも、本当に英語が第二外国語でこちらで教授になるっていうのは大変なことですよね。私はコーポレートコミュニケーションのメジャーだったのですが、韓国人の新米の先生が、結構苦労していたのを覚えています。でも、バルークはいい学校だったと思いますよ。楽しみました。
Commented by abekasu_ny at 2007-01-26 07:14
vinoさん、お久しぶりです。ゴメンとありがとう!
vinoさんはここの卒業生だったのですか。バルークは確かによい学校ですよね。
私もここにきて、ビジネスとかマーケティングを勉強したいな~と思ってきました。アメリカにいる間ですからねーこのチャンスは。。。。


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