バックステージツアー アリーナ篇: Madison Square Garden
2017年 04月 30日
ここ最近、バックステージツアーのコーディネートの依頼が偶然いくつか続きました。
アリーナ内では輸入ビール16種を含む全33種のビールを販売していて それらは、このようなアリーナ内全4つのビールルームから供給されているとのこと。 ビール好きとしては、聞き捨てならぬ情報でした。
モハメド・アリ、マリリンモンローetc...様々な有名人がここで試合や公演をした足跡が見れて こちらの説明も楽しめました。
私のような取材する仕事をしていると、普段は見れない舞台の「裏側」を見せていただける機会も多いですが
アリーナ系は初めてです。
備忘録として残しておきます。
この日は、マンハッタンにあるアリーナで
NBA「NYニックス」やNHL「NYレンジャーズ」、女子バスケリーグ「リバティー」などの本拠地「マジソンスクエアガーデン」へ。
日本人アーティストでは、過去にX-JapanやL'Arc-en-Cielなどもここでコンサートをしています。
クライアントは、日本でアリーナや空港など大型建造物を手がける大手建築会社さんでした。
通常、マジソンスクエアガーデンなどの主要なアリーナ&スタジアムには、
ファンを対象にした「バックステージツアー」(有料、グループ対象)が開催されているので、そちらに申し込みました。
建築会社さん曰く、「日本ではこれだけの規模のアリーナは郊外に建てられるが
MSGがマンハッタンの中心部にあるのはすごい」と驚いていました。
もともとMSGは1874年、マンハッタンの別の場所にオープンし、現在地に到るまで3回引っ越ししています
(ここは4ロケーション目)。
訪れたのは午前中で、この日はボン・ジョヴィのコンサート。
実は先日キャンセルになったそうで、この日は代替コンサートの準備中でした。
翌日はMSG定番のビリー・ジョエルで、そんでもってまたあさってがボン・ジョヴィのライブだって。
音響チェックのために毎日3~4pmにはステージを完成させ
公演が終了後に全部取り外して
また朝から新たに建て直す、を繰り返すとのこと。
う〜ん、なんとも非効率(笑)
ユニークな形の天井は「ボールシェイプ」といって音響に良いらしく、世界に一つだけだそうです。
また、説明聞いて初めて知ったのだけど、床が2層構造になっていて
実はその下(ベース)には、NHLのために氷が1年中敷き詰められているんだって。
だから、バスケとホッケーの試合、3時間もあれば床を入れ替え、同じ日に開催することも可能だそう。
ちなみにアイスは、1年に1回溶かして作り変えるそうです。
(水は1万ガロン使用するって言ってたけど、まったくイメージわかない...)
コーポレート用のVIPルームも訪れました。
すご〜く眺めがよかったのと、クッションの座り心地も最高でした。
VIPルームの通常の契約料は、年間100万ドル(日本円で1億円オーバー)。
ただし、ここのスポンサー(コカコーラやバドワイザー、デルタ航空、Chase銀行など)は
それよりも安く契約できるそう。
VIPルームには、専用のミニバーやカウチルームなども。
選手のロッカールームも見せてもらいました。
あと、おもしろかったのはこのキンキンに冷えた「ビール室」。
スポーツ観戦といえば、(野菜なしの見た目にも健康にも悪そうな)ハンバーガーやホットドッグに
バケツ大の生ビールが定番ですので。
(なぜかスポーツ観戦しながらだと、何でもおいしい)
by abekasu_ny
| 2017-04-30 11:27
| コーディネート【研修&ツアー】
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