ブラボー! 渡辺謙@ブロードウェイ
2016年 03月 27日
昨年行き逃してしまいましたが、
渡辺謙さんが3月17日より再び『王様と私』で主役を演じるということで
今回やっと行けました。
公演前にガンが発覚し、中止かと心配しましたが
何とか完治されての登場です。
ブロードウェー観劇で一番良い曜日、火曜日を狙ってチケットを購入。
前回は昨年秋のSpring Awakening以来の観劇です。
約1000人収容の会場は満席で、ほとんどがアメリカ人のようでした
(アメリカ人ではないかもだけど要は日本人ではない)
開演前から、周りの人が
「彼はラストサムライの人よ」と渡辺謙さんのことを話していました。
4つのトニー賞を受賞した『King and I』
そして、開演。
ドキドキ。。。
もうね、渡辺謙さん、パーフェクト過ぎます。
演技、オーラ、英語すべて完璧。
(ダンスと歌も、あの年齢を考えると素晴らしい)
日本人でブロードウェーに出られる人はいると思うのですが
主役を取れる人が、トニー賞の主演男優賞にノミネートされる人が何人いるでしょうか?
彼はやはり、日本が誇る世界に通じる大スターだと、白熱した演技を前にそう感じました。
もちろん英語に訛はあって、 昨年の開演当初は、英語が聞き取れないと
ニューヨークタイムズが報道していましたが
十分通じていましたよ。
そもそもタイの王様で、イギリスから英語講師を迎えるいう設定だし
アクセントは問題なし(脚本と彼の表現で、大爆笑を誘うこと数回!)。
なんかね、知り合いでも日本から出張に来て、通訳つけない人がたまにいらっしゃるんですよ。
英語はそこまでしゃべれないのに、です。
理由は、「自分の業界の説明は英語でできる。質問されることもだいたい同じなので、英語で返答できる」とのこと。
いや、その度胸がすごいと思います。
渡辺謙さんも英語の台本を完璧に覚え、アメリカ人に伝わりやすいように相当トレーニングされたんだと思います。
本当にすばらしい。
もちろん公演後は、渡辺謙さんともう1人の主役ケリー・オハラさんで
スタンディングオベーションがわき起こりました。
公演中の写真はここからご覧いただけます。
どのように主役が決まったのか?
さて、どうやって渡辺謙さんがブロードウェーの主役を掴んだのか
気になったので、公演後に調べてみました。
演出家のパートレット・シャーさんがニューヨークタイムズで語った情報によると
映画『硫黄島からの手紙』で謙さんの演技に感銘を受け、そのときに王様はこの人だとピンときたそうです。
その後、シャーさんがカナダで映画『ゴジラ』を撮影していた謙さんのもとを訪れ、直談判したそう。
謙さんは、「出演作品は、自分の心の針が振れるかどうかで素直に選ぶ」というのがポリシーだそうで
快諾し、出演が決まったそうな。
この“自分の心の針が振れるものを素直に選ぶ”っていいですね。
Vivian Beaumont Theater
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banban0501 at 2016-03-27 12:25
渡辺謙さんのハリウッド進出
日本でも 大きな話題になって
昨年は特番もありました
彼がいかに 英語克服に努力したか
奥様の励ましとか
二度目の公演も 病を押して
天と地の撮影のときには白血病と闘い
今回も癌との闘いの中で
世界に通じるエンターテーメントを目指してすごいですね
その報告 ブログでアップしてくださり感謝です
日本でも 大きな話題になって
昨年は特番もありました
彼がいかに 英語克服に努力したか
奥様の励ましとか
二度目の公演も 病を押して
天と地の撮影のときには白血病と闘い
今回も癌との闘いの中で
世界に通じるエンターテーメントを目指してすごいですね
その報告 ブログでアップしてくださり感謝です
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abekasu_ny at 2016-03-27 23:38
by abekasu_ny
| 2016-03-27 05:45
| 今日の感動
|
Comments(2)